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十文字チキンカンパニー久慈工場の増設完成 1日9万羽の処理能力

2017.10.15発行
 鰹\文字チキンカンパニー(十文字保雄社長―本社・岩手県二戸市石切所字火行塚25)は10月3日、増設工事を行なっていた久慈工場(久慈市小久慈町)が完成したことから、工場内で竣工の神事を執り行なうとともに、久慈グランドホテルで祝賀会を開催し、約120人が出席した。
 久慈工場は、1978年に稼働を開始。出荷羽数の増加に合わせて増改築し、1日約6万7000羽の処理を行なってきたが、久慈市の提案により、東日本大震災で被災した久慈地域の雇用創出と経済の活性化のために、国の『津波・原子力災害地域雇用創出企業立地補助事業』に応募し、昨年12月に着工。このほど1日約9万羽の食鳥処理能力、同3500トンの浄化槽能力の工場が完成。竣工の神事と祝賀会の翌日の10月4日から稼働し、12月には9万羽の処理体制になる。
 新しい久慈工場は敷地面積2万8075平方メートル、鉄骨造り2階建てで、建物延べ床面積は1万5181平方メートル(既設の物流冷蔵庫約2551平方メートルは含まず)。総事業費は約100億円で、うち津波・原子力災害地域雇用創出企業立地補助金は39億7500万円。新工場の新規雇用正社員数は115人。
 処理工程は2ラインで、もも肉は脱骨ロボットの導入などによる省力化を図ったが、育種改良で大きくなっているむね肉については、品質と歩留まりを上げるために人手を約35人増やして手作業としている。この結果、副産物部位の無駄も少なくなる。工場スペースが大きく取れなかった中で、フリーザーなどは横幅を大きくして処理能力に対応しているほか、解体された鶏肉の計量・真空パック・冷却・包装のラインもコンパクトにまとめられている。
 祝賀会であいさつした十文字社長は、6年半前の東日本大震災では、飼育農場への飼料供給が滞ったために、売り上げの1か月余となる360万羽の鶏が犠牲になったほか、商品化できるギリギリまで体重が減った鶏まで食品加工・流通業者や消費者に買い取ってもらったことなどに支えられて、想定より早く復活できたこと、また行政からは復興事業としての支援や食鳥検査料の1年間の減免措置などを受けたことなどにふれ、「思い起こすたびに、感謝の念で一杯になる。本当にありがとうございます」と謝意を述べた。
 その上で「鶏肉相場は、大震災の翌年は輸入品の増加で相場も下がったが、その後はおおむね順調に推移している。新エネルギーへの需要の高まりから再生可能エネルギー固定価格買い取り制度が始まったことを受けて、長年検討していた鶏ふんによるバイオマス発電所の建設を決断し、昨年12月から本稼働となり、現在では発電した毎時4850キロワット(kW)のすべてをパルシステム生協の皆様に供給させていただいている。
 今般の補助事業による久慈工場の増設については、久慈市役所さんから提案いただき、当社では想定外のことだったが、地元の雇用に貢献できる仕組みに共感し、今年で築39年となる工場のリニューアルの前倒しを決断した。新工場は最新の機器を導入し、国内では2工場目の2ライン工場となり、12月には業界トップクラスの1日当たり9万2000羽の稼働羽数となる。引き続き、地元から多くの人を採用していけるものと信じている。地元の皆さんの86人の雇用はすでに達成し、社内目標の130人にはあと一息。しかし、人口の減少、それ以上に労働人口が減少しているのは日本全国の地方の課題で、久慈市も例外ではない。せっかくの最新鋭の工場も、人がいなければ動かない。雇用の受け手の軸となる地場資本の魅力的な会社、職場作りは欠かせないと思っている。今後とも各方面からのご指導をよろしくお願いしたい」などとした。
 多くの来賓を代表して、鈴木俊一衆院議員(東京オリンピック・パラリンピック大臣、代理・敦子夫人)、達増拓也岩手県知事(代理・八重樫一洋岩手県県北広域振興局局長)、遠藤譲一久慈市長が祝辞を述べ、それぞれ十文字チキンカンパニーが、近代的な設備で衛生管理を徹底し、安全・安心、おいしい鶏肉を消費者に届けるとともに、地域の雇用を生み出していることを称え、「新工場の完成により、十文字チキンカンパニーへの地元の期待はますます大きくなっている」と激励した。
 工場と設備の設計・施行を行なった潟^カヤの望月郁夫社長と、プライフーズ潟Sーデックスカンパニーの北村一穂カンパニー長に十文字社長から感謝状が贈呈され、両氏から十文字社長にお礼の記念品が贈呈された。工事の概要を報告した両氏は、「新工場が国産チキンの重要な拠点となって、ますます発展することをお祈りする」と述べた。
 全農チキンフーズ鰍フ坂井達弥社長の発声で乾杯。この間、社員の娘さんで、同社CMでの社歌を歌った歌手、ゆげみわこさんと、社歌の作者の田口友善さんの歌が披露され、アンコールでは十文字社長と3人で社歌を合唱するなど、なごやかな祝賀会となり、農林中央金庫の渡辺保東北営業統括部長の中締めでお開きとなった。

【鉄骨造り2階建ての久慈工場(上)、脱骨ロボットも導入されたもも肉の2ライン(中)、軽量・真空パックされ、ベルトで冷却・包装ラインへ(下)】



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