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7〜9月期の配合飼料価格値下げ JA全農とホクレンはトン約1100円

2017.07.05発行
 JA全農とホクレンは6月26日、7〜9月期の配合飼料価格について、今後、大豆かすの値下がりが見込まれることや、為替の円高傾向などを反映し、前期に比べ全畜種総平均でトン当たり約1100円値下げすると発表した。

 全農が発表した飼料情勢の概要は次の通り。
 ▽飼料穀物=トウモロコシのシカゴ定期は、3月には360セント/ブッシェル台で推移していたが、米国産新穀の作付面積の減少見通しから370セント/ブッシェル台まで上昇した。その後、生育期に入り、高温乾燥の天候予報により作柄悪化懸念が高まったことから値上がりし、現在は380セント/ブッシェル前後となっている。一方、シカゴ定期に加算される内陸産地からの輸送運賃などは、米国産の輸出向けの需給緩和などから一時的に値下がりしている。今後は米国産新穀の作柄に影響を与える夏場の受粉期に向けて、天候に左右される相場展開が見込まれる。
 ▽大豆かす=大豆かすのシカゴ定期は、3月には360ドル/トン台で推移していたが、米国産新穀大豆の作付面積の増加見通しにより大豆のシカゴ定期が下落したことから340ドル/トン前後まで値下がりし、その後も、米国産新穀大豆の作付けが順調に進んだため軟調な展開が続き、現在は330ドル/トン台となっている。国内大豆かす価格はシカゴ定期の値下がりと、為替の円高の影響により値下がりが見込まれる。
 ▽海上運賃=米国ガルフ・日本間のパナマックス型海上運賃は、2月には36ドル/トン台で推移していたが、中国向け石炭などの輸送需要が引き続き好調であることに加え、南米産穀物の輸送需要が本格化したことなどから4月には40ドル/トンを超える水準まで上昇した。その後、南米産穀物の輸送需要が一服したことなどから現在は37ドル/トン前後で推移している。今後はブラジル産トウモロコシの豊作により南米産穀物の輸送需要が増加すると予想されていることから、海上運賃は底堅く推移すると見込まれる。
 ▽外国為替=3月中旬には1ドル=113円台であったが、中東や北朝鮮などの国際紛争リスクの高まりなどにより円高が進み、4月中旬には一時110円を下回った。その後、良好な米国経済指標により6月から年数回の利上げ観測が高まったことなどから114円台まで円安が進んだが、米国の経済政策に対する先行き不透明感の高まりなどから円高となり、現在は110円前後となっている。今後は、米国の経済政策と各国の金融政策や地政学的リスクなどを材料に、一進一退の相場展開が見込まれる。

商系メーカーも値下げ発表

 商系配合飼料メーカーの日清丸紅飼料鰍ヘ6月26日、中部飼料鰍ニフィード・ワン鰍ヘ28日にホームページで7〜9月期の配合飼料価格の値下げを発表した。畜種別、地域別の総平均値下げ額は公表していない。他のメーカーも値下げを通知する予定。
 日清丸紅飼料が発表した値下げの主な要因は次の通り。
 ▽米国産トウモロコシは受粉期を前にやや作柄が悪く、シカゴ相場は370セント/ブッシェル前後と堅調。一方、南米産大豆の生産好調を背景にシカゴ大豆かす相場は300ドル/ショートトン前後と軟調で、大豆かすは4〜6月期対比で安値となる。海上運賃も石炭や鉄鉱石など乾貨物の荷動きが鈍く、軟化している。さらに為替も前期に比べ円高傾向が見込まれることから、7〜9月期の配合飼料価格は4〜6月期に対して値下げとする。



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