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2月相場 鶏卵は210円台まで上昇 鶏肉はむね肉と輸入品に先高感

2017.02.25発行
 2月の鶏卵相場(全農東京M)は195円でスタートし、3回の上伸で21日現在は前年と同じ210円となった。年初からの上げ幅は前年より5円多い45円となったが、水準としては前年をやや下回っている。
 年末年始の商戦を経て、産地ではローテーションの関係から生産が減り、一部では不足感が出ていたため、「上げのペースがやや鈍い」と感じる関係者もいるようだが、在庫を持ち越しているところもあり、全体の需給はそれほど引き締まっていないようだ。2013年ごろには盛り上がりをみせた「恵方巻き」も、近年は卵以外の具材が多くなったことなどもあって、相場へのインパクトが徐々に小さくなっていると言われる。
 足元の動きは鈍かったものの、相場は量販店の決算期を控え、特売の引き合いが増えてきたことなどから上昇したもの。小玉ニーズも依然旺盛で、「足りていない」との声も強いが、産み出しが本格化する3月以降になると、出回りも徐々に増えてくることが期待されている。
 2月の鶏肉相場(日経・東京)はもも・むね合計940円でスタートし、20日現在は49円アップの989円となった。年初からは61円上伸し、過去4年間とは異なるカーブを描いている。
 冬本番を迎えて、東日本では産地の疾病などによる生育低下、西日本からはAIの影響が聞かれるなど生産が伸び悩む一方、需要は非常に堅調に推移している。
 特にむね肉は「サラダチキン」や「蒸し鶏」の普及とともに、そのおいしさが定着し、節約志向の高まりもあって、テーブルミートとしての需要が拡大。もも肉も、2月上旬まで寒さが続いたことなどから鍋需要が堅調だった。
 輸入物も、ブラジル産が生産コスト上昇や為替変動などから値上がりしており、国内の現物取引価格も年初から3割ほど急騰している。
 今後については、ブラジル産の第2四半期のオファー価格がトン2400ドルと昨年より約3割高い水準で提示されているため、国内価格も330円から350円程度になり、定期買いしている大手ユーザーの仕入れ価格にも影響してくるとみられる。
 輸入品と競合するむね肉相場についても、これ以上上がると需要に水を差すとの懸念から、やや下げて270円前後の推移を予想する向きもあるが、ブラジル産の高値推移を見越して、300円台を突破してくるとの見方も多い。
 もも肉相場は、気温の上昇とともに鍋需要も落ち着いてくるとみられるが、AIの影響なども不透明なことから、当面は現在の堅調な推移が予想されている。



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