最新!  主要産地の出荷計画は1.0%増 平成29年度ブロイラー(ニュース-2017.03.25)

 ホーム    トップ記事    ニュース    新製品    特集    統計    リンク   鶏卵相場(全農)   おくやみ   イベント情報 

2017年03月31日(金) 記事検索    過去の記事一覧
 メニュー
 ホーム
 トップ記事
 ニュース
 新製品
 特集
 統計
 リンク

 マーケット
 鶏卵相場(全農)

 コミュニティー
 おくやみ
 イベント情報


新聞購読の申し込み


来年の鶏肉需給に不透明感 輸入増や豚肉価格の下落 食鳥協理事会

2015.12.05発行
 11月26日の鶏肉相場は、もも・むね合計で1000円台に乗せた。ただ「年内は順調に推移しても、年明けは輸入在庫の増加や豚肉価格の下落などで心配」との声が聞かれ、11月25日の日本食鳥協会理事会の各部会報告でも、「先行き不透明」や「下がるスピードが速い」との見方が出された。

 (一社)日本食鳥協会(佐藤実会長)は11月25日に理事会を開き、平成27年度の事業の実施状況などを報告した。
 冒頭あいさつした佐藤実会長は、チキン業界のの状況について「今までのように順風満帆ではいかないと認識している。相場は堅調に推移しているが、輸入品の出回り量と在庫量、国内での多少の販売不振もあり、年内と年明けの相場展開が心配されている。最大の商戦である12月に向けてしっかり販売していかなければいけない。
 鶏肉輸出準備分科会の活動の一環として、12月24日から28日まで開催される『香港フードフェスティバル2015』に出展する。130万人くらいの来場者が見込まれる大きなイベントで牛肉、豚肉、鶏肉、鶏卵、牛乳の畜産物5品目がオールジャパンで出展し、我々は焼き鳥や鳥すきの試食を行なう。来年3月には鶏肉だけの普及イベントを香港で開催する予定である」などと述べた。
 鶏肉の需給動向などについては、各部会から次のように報告された。
 ▽生産加工部会=生産状況はおおむね良い。むね肉は荷余り感が出てきて冷凍品の在庫の積み増しがある。もも肉はそこそこ回っている。手羽元と砂ぎもの不足感を感じているインテが数社あった。人手不足の問題が非常に大きく、副産物をなかなか取りきれないインテもある。四国では生鳥の不足感がある。
 12月もこのままの生産状況が続くと思われるが、来年の相場展開については不透明感を感じている。
 ▽荷受部会=暖冬で需要は緩んでおり、なかなか盛り上がらない。期待していた鍋物の商材は思ったほど売れていない。これから寒くなることを期待している。もも肉は何とか順調にさばいているが、年末までの冷凍品の準備は、ほぼできている。むね肉は冷凍品が安く出回っており、厳しい状態が続いている。ささみは冷凍品でも引き合いはあるが、手羽先の需要は若干弱くなっている。手羽元はさばけており、鍋物需要が強くなってくれば良くなると思う。レバーと砂ぎもは何とかさばけている。
 この相場水準をいつまで維持できるのか、と少し弱気な面がみられる。年末のもも肉は700円に届くくらいのレベルを見込んでいるが、ブラジルから10月、11月合わせて約9万5000トン輸入される予定で、大手量販店ではブラジル物の解凍品の特売を予定している。
 年明けの相場は、例年は12月の高値の影響を受けてなかなか下がらないが、来年は下がるスピードが速いと見込まれる。
 ▽小売部会=昨年は牛肉、豚肉の価格高で、価格優位性のある鶏肉の売り上げは好調だったが、今年はその反動がある。また気温が全般的に高かったため、鍋物需要の動きは悪い。9月、10月の連休で加工品はそこそこ売れた。業務卸は全般的に動きが悪く、新規客を獲得できたところは売り上げを伸ばしたが、既存店は悪かった。休日や連休が増えて都心のオフィス街にあるサラリーマン向けの居酒屋や焼き鳥屋の売り上げはなかなか伸びなかったが、郊外型や商業施設の中にあるファミリー向けの店は良かった。学校給食は豚肉の価格が下がったため、豚肉のメニューが増えた分、鶏肉が減っている。12月は豚肉価格の下落で苦戦が予想される。クリスマスや年末商戦に期待している。
 仕入れについては、主要品目は夏までのような不足感もなく順調だが、なんこつ、あぶらなどの副産物は恒常的に不足している。焼き鳥の生串のオファーがいまだに多い。骨付きももの小さいサイズが手に入らず、代わりに半身揚げの需要が増えている。また骨付きももが大きすぎるため、輸入品で代用するところもある。
 ▽種鶏ふ卵部会=平成27年は年末需要向けのひなが不足するとの見通しでスタートした。振り返ると6月、7月、8月と、例年え付けが少ない時期に生産意欲が強く、過去に類を見ないほど好調だった。年末に向けた9月、10月、11月は我々が想像したよりえ付けが少なく、12月は多い。年末に向けての荷物や在庫の関係で6〜8月のえ付けが多かった分、9〜11月はひなを導入する鶏舎がなかったのではないか。その反動が12月に来ており、現在はひなが不足している。
 現在の種鶏導入実績から判断すると、来年10月の年末用ひなは不足し、平成25年と同じくらいの羽数で推移する予定。今年の年末も不足が予想されたが、種鶏の生産性に助けられて何とか納品できた。ただ来年2月からUS産種鶏からのコマーシャルひなが増えてくるが、生産性のデータがないため、種鶏の産卵性に影響があれば来年の年末は対応できない状況になるのではないかと心配している。種鶏孵卵部会としても安定供給を目指しているため、情報をその都度発信して迷惑をかけない1年にしたい。

 【日本食鳥協会の理事会であいさつする佐藤会長】



ご質問、ご意見、相互リンク、広告の掲載等につきましては、info@keimei.ne.jpまで。
本社:〒104-0033 東京都中央区新川2-6-16
TEL 03(3297)5556  FAX 03(3297)5558
掲載のデータ文章の著作権は鶏鳴新聞社に属します。