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化血研が「オイルバックス7R」を新発売 抗原成分などを改良

2015.01.25発行
 (一財)化学及血清療法研究所(略称・化血研、熊本市北区大窪1−6−1)は、鶏のニューカッスル病、伝染性気管支炎、産卵低下症候群、伝染性コリーザ(A型、C型)の予防と、マイコプラズマ・ガリセプチカム感染症による産卵率低下の軽減効果のある混合オイルアジュバントワクチン『オイルバックス7R』【写真下】を1月中旬に新発売した。
 オイルアジュバント加混合不活化ワクチンは、長期間飼育する採卵鶏や種鶏に、1回注射で多種類の病原体に対する抗体を付与し、効果は長く持続する。オイルバックス7Rは従来のオイルバックス7を改良した製品。
 抗原成分のうち、伝染性コリーザの原因となるアビバクテリウム・パラガリナルムA型およびC型菌抗原を、従来の全菌体から有効成分である防御抗原(AC融合抗原)たん白のみに変更した。これにより、菌体成分が原因と考えられる副反応が軽減し、脚部筋肉内用法を取得した。また産卵低下症候群ウイルス抗原は、培養基材をあひる卵からあひる由来の株化細胞に変更したことで、卵に含まれる夾雑成分が除かれた。
 用法・用量は7週齢以上の鶏の背側部皮下または脚部筋肉内に、1羽当たり0.5ミリリットルを注射する。包装単位は1ボトル500ミリリットル(1000羽分)。
 化血研では今後、『オイルバックスR』シリーズとして、オイルバックス5R、オイルバックス6Rも発売する予定。
 問い合わせは化血研動物薬事業部門営業部(電096・345・6505)へ。



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