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鳥インフルエンザの防疫対策強化で会議 各県と情報・認識共有 農水省

2014.10.25発行
 農林水産省は10月15日、同省に都道府県の家畜衛生担当者らを招集して「高病原性鳥インフルエンザ(AI)防疫対策強化推進会議」を開き、(1)熊本県のAI発生(2)最近のAIなどをめぐる情勢(3)AIなどの防疫対策の強化(4)各都道府県の取り組み(5)その他――について協議し、家きん飼養者への注意喚起と飼養衛生管理基準の順守、異常鶏の早期発見・早期通報などを指導、発生時における的確な防疫の初動対応などの徹底を確認した。

 AI防疫対策強化推進会議は、AIの防疫対応を推進するためには、まず国と各県担当者が情報と意識を共有することが重要だとして、平成23年から、渡り鳥が本格的に飛来する前に開いているもので、今年で4回目。
 会議の冒頭あいさつした阿部俊子農林水産副大臣は、今年4月に熊本県で発生したAI(H5N8亜型)は、同県をはじめ関係機関の協力によって迅速に防疫措置を完了し、その後、新たな発生は確認されていないことについて、「日々の衛生管理に努めていただいている畜産農家や、家畜保健衛生所の皆様の努力によるもの」と謝意を表した。そのうえで「今年1月以降、200件以上のAI発生が確認されている韓国をはじめ、中国、台湾などの近隣諸国でも引き続き発生が確認されている。渡り鳥の本格的な飛来時期を迎え、本病はいつ、どこで発生してもおかしくない状況にある。こうした状況を改めて認識し、一層の緊張感をもって対策に万全を期していただきたい」などと述べた。
 熊本県が、今年4月のAI発生から防疫措置完了までの防疫対応を詳細に報告。農水省からは最近の世界とアジア諸国でのAI発生状況などが説明され、農場へのAI侵入防止のためには、生産現場でのバイオセキュリティを強化する必要があることから、家きん飼養者に対し、(1)農場での飼養衛生管理基準の順守(2)野鳥、ねずみなどの野生動物対策(3)生産者や獣医師などによる異常鶏の早期発見・早期通報――などの指導を徹底するよう求めた。
 AI発生時の各県の的確な初動対応については、富山県と愛媛県から発生を想定して行なった防疫演習例が報告され、発生時の防疫対応や消毒ポイントなどを確認した。

熊本県のAI疫学調査報告書を公表

 農林水産省は10月15日、今年4月に熊本県で発生したAIの疫学調査報告書を公表した。内容は、(1)熊本県における発生および防疫対応の概要(2)近隣諸国におけるH5N8亜型の発生状況(3)疫学情報(4)総合的考察(5)提言――からなる。これまで発表されてきた内容と変わらないが、わが国へのウイルス侵入経路については、海外から人や物を介して持ち込まれた可能性を示す事実はなく、韓国からカモ類の野鳥を介して侵入し、鶏舎へは小型野鳥やネズミ類がウイルスを持ち込んだ可能性は否定できないとしている。また、防疫対策は、冬の渡り鳥が国内に滞在する10月から5月までは「予防対策の一層の強化に努めることが重要」としている。
 【農林水産省で開催された高病原性鳥インフルエンザ防疫対策強化推進会議】



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