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鶏卵相場(全農) | |
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不適切な鶏卵表示を指導 ２５年度の鶏卵試買調査結果 鶏卵公正取引協議会 2014．07．25発行 「鶏卵の表示に関する公正競争規約・施行規則」に基づき、規約の周知徹底と適正な表示の指導を行なっている鶏卵公正取引協議会（竹下正幸会長―事務局・〈一社〉日本養鶏協会内）は、このほど今年２月に全国の量販店で購入したパック卵６３商品の（１）重量と品質（２）ラベルの表示内容（３）栄養強化卵などの成分分析――を調査した結果を公表した。同調査は、前年３月に次いで２回目。 卵は、協議会の証紙審査委員会委員と事務局が無作為に量販店などで購入（原則として１０個入り１パック、６個入りの場合は２パック購入とし、栄養強化卵は２パック）した６３商品で、事業者数は４０。このうち鶏卵公正取引協議会の会員は２５事業者で、公正マーク表示は９商品であった。 ６３商品の地域別は、北海道・東北９商品、関東２９商品、中部・近畿９商品、中国・四国１１商品、九州・沖縄５商品。内訳は栄養強化卵が３１商品（強化した成分はビタミンＥが１７、ビタミンＤが９、葉酸とＤＨＡが各３、ビタミンＫ２、ビタミンＢ１２、ヨウ素、αーリノレン酸が各２、ビタミンＡ、コレステロール、アスタキサンチン、セサミンが各１）、その他の普通卵が３２商品。 賞味期限は６３商品すべてに表示されていた。購入日（２月２１～２５日）時点の賞味期限の残日数は６～２０日に分布し、１０日以内が１１商品、１０日以上が５２商品。このうちパック日表示があるものは４商品、採卵日または産卵日表示があるものは６商品であった。 卵の重量とハウユニットは、エッグマルチテスタで測定した。重量については特に問題はなく、ハウユニットは平均が８１．２（６７．５～９４．９）で、７０以上が５８商品、７０未満は５商品であった。 ラベルの表示内容は、公正競争規約に基づいて、必要表示事項、特定事項の表示基準などの順守状況を調査した。公正マーク表示の商品については不適切な表示はなかったが、その他では、不適切と考えられる表示が１４件あった。 主な内容は次の通り。（カッコ内は非会員） 《必要表示事項》 内容量の表示がないもの……２（２） 《特定事項の表示基準》 安全・衛生対策について具体的な表示がないもの……１（０） 安全・衛生対策について、通常行なわれている対策を、特別な対策であるかのような表示を行なっているもの……１（０） 栄養表示基準上、不適切な表示……１（１） 栄養成分の試験分析値が表示値を若干上回るもの……１（０） ポストハーベスト作業をしていない旨の表示が不適切であるもの……１（１） 《特定用語の使用基準》 特選、厳選などの表示について、消費者に誤解を与えるおそれがあるもの……１（１） 天然、自然またはこれらに類する用語について、卵を直接修飾する表現として使用しているもの……２（１） 《不当表示の禁止》 飼料について事実と相違した表示……２（０） 鶏、鶏舎、卵の安全・衛生対策について事実と相違した表示……２（２） 調査結果で、表示内容が不適切であった会員と会員外の事業者には、文書で改善のための指導や照会を行なったほか、比較的軽微なものは、口頭で改善を指導した。
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