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生鮮鶏肉の輸入解禁 年間7万トン目指す 駐日タイ大使館が試食会

2014.02.05発行
 駐日タイ王国大使館(タナチップ・ウバティシン大使)は1月20日、去る12月25日に解禁されたタイ産輸入生鮮家禽肉の試食会を開き、輸入商社やコンビニエンスストアなどの需要家、報道関係者ら約150人が出席した。
 ウバティシン大使のあいさつに次いで、タイ農業・協同組合省畜産局のトリサディー・シャオスアンチャロン局長、同商業省国際貿易振興局のナンタワン・サクンタナガ局長、タイブロイラー加工輸出協会のアナン・シリモンコンカセム会長(GFPT社長)が、タイの鶏肉インテの衛生管理基準の高さや検査体制などを紹介し、日タイの輸出入関係者による握手のセレモニーも行なわれた。
 試食会には、大手インテのCP(チャロン・ポカパン)やGFPTの役員、輸出部門の責任者らも出席。GFPTがタイで加工して特別に空輸した未加熱の串打ち冷凍もも肉や、ささみ、手羽を使った焼き鳥、ウバティシン大使が自ら調理したグリーンカレーなどが振る舞われ、来場者は鶏肉の食味や歯ごたえなどを確かめていた。
 焼き鳥は、同大使館が日頃から利用している老舗焼き鳥店の社長が自ら炭火で焼き上げて提供。鶏肉のプロである同社長も「今回は、解凍前の温度が低かったため、2回ほど加熱しなければならず、素材の解凍方法は理想的ではなかったが、それにもかかわらず焼いてみると、チルド品に負けないような柔らかさとジューシーさに驚いた」と話すなど、味の評判は上々。
 焼き鳥は、日本の商社や畜産関係者らが30年以上前にタイに出向いて作り方を教え、すでにタイの食文化としても根付いている。タイでは、たれや塩の代わりにスパイスを付けて食べるなど、味付けは日本と異なるものの、大手インテは自国内向けに串打ち鶏肉の生産体制を整えている。ただし、日本向け輸出については、タイの各インテも顧客の注文に応じて計画的に生産しているため、当面は正肉や切り身など加工度の低い商品が中心となる見通し。
 タイ産生鮮鶏肉の輸入について、輸入商社の多くは、ブラジル産生鮮鶏肉の価格や、付加価値の高い調製品で輸入するメリットの高さなどを考慮すると、価格が高いなどの理由から様子見の姿勢だが、サンプルを求める需要も考慮して、1月上旬に商品を発注した大手商社もあり、第一便は2月中に日本に到着するとみられている。

 来日したタイブロイラー加工輸出協会のアナン・シリモンコンカセム会長(GFPT社長)と、タイ農業・協同組合省畜産局のトリサディー・シャオスアンチャロン局長が、当面のタイ産家禽製品の日本向け輸出見通しについて語った内容をまとめて紹介する。

タイブロイラー加工輸出協会
アナン・シリモンコンカセム会長
 ――当面の輸出量の目標は。
 シリモンコンカセム会長 今年は年間7万トンを目指している。AI発生前は20万トン弱(2003年の日本への輸入通関実績は約17万5000トン、02年約18万3000トン)を輸出していたが、この水準に戻るには4、5年かかるとみている。
 特に、現在は加工調製品の輸出量が約20万トンあるため、この市場をしっかり守りながら、生鮮品の販売を拡大していきたい。
 ――輸入第一便は、いつごろ日本に着きそうか。
 同会長 2月の第一週には到着する予定。日本への輸出に対応している鶏肉工場は、全体の3割程度ある。
 ――輸入鶏肉市場ではブラジル産のシェアが高くなっているが、タイ産がセールスポイントとしたい点は。
 同会長 第一は10日から2週間のリードタイム(日本への輸送日数)で、ブラジル産の2か月前後に比べると大きな差がある。さらに、切り身や焼き鳥用の串打ちなどにも対応できる、インテの加工スキルの高さが挙げられる。発効している日タイFTAによる関税率の差(ブラジル産は11.9%、タイ産は8.5%)は、タイ産が有利になる大きな要因ではないとみている。
 また、鶏肉はすべてハラルの規則にのっとって処理している。
 ――プリフライ商品(衣などを付けた未加熱の揚げ物調製品)の輸出見通しは。
 同会長 輸出量は、日本のユーザーの方々のニーズによって決まるが、我々の耳にも、日本の様々な顧客が興味を持っているとの話が届いている。特に最終ユーザーのレストランやホテル関係では、歩留まりの高さがメリットとして評価されている。
 当面は、切り身などの加工度の低い製品が中心になるが、ゆくゆくはプリフライの輸出も具体的に進むとみている。

タイ農業・協同組合省畜産局
トリサディー・シャオスアンチャロン局長
 ――タイの鶏肉輸出体制は。
 シャオスアンチャロン局長 タイは飼料工場、養鶏場、食鳥処理場、加工工場のすべてが当局の管理下にあり、当局の職員が、貿易相手国の基準で家畜の健康や食品安全、トレーサビリティ、環境影響などを検査・認定する。
 タイ産の鶏肉や鴨肉は昨年、欧州、アジア、北米、アフリカなど世界約40か国に53万トン以上輸出された。タイは今後とも、日本の食卓に良い食品を届けるため尽力していく。
 ――タイ産の鶏卵製品の輸出の可能性は。
 同局長 タイでは当面、卵の需給が締まり、不足気味で推移しているため、輸出余力はない。ただ、日本の商社からニーズがあれば、計画的に増産する形で対応できると考えている。



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