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鶏糞ペレットで高い評価 「粒造くん」に続き「ペレットクーラー」開発 高知の垣内

2013.05.25発行
 土木建設機械や溶接ロボット支援システム、造粒(ペレット)マシーン『粒造(りゅうぞう)くん』など、各種の機械を開発・製造する(株)垣内(安岡和彦社長―本社・高知県南国市岡豊町中島391−1)は、新たにペレットを冷却する『ペレットクーラー』を開発、『粒造くん』を導入している国内の養鶏・畜産農家のほか、海外(タイ)などにも販路を拡大したいとしている。
 同社は高知のエジソンとも例えられた故垣内保夫氏が昭和27年に創業した産業用・建設工事用機械メーカー。本社事務所で設計・開発、本社工場で大型機械・切削り加工、西工場で厚板・製缶、溶接、東工場で塗装、組み立ての一貫製造を行なっている。
 発酵処理後の鶏糞や牛糞、豚糞だけでなく、生ゴミ、し尿汚泥、上下水道汚泥、製紙スラッジなどを原料に、有機肥料ペレットを作る『粒造くん』は、処理能力によって4タイプがある。1986年から発売されたが、環境にやさしい循環型社会に適した資源リサイクル装置として、現在では国内外で約200台が活躍している。今年5月21日から東京ビッグサイトで開催された環境関連の展示会でも展示された。
 同機の特徴は(1)2つの穴の開いた輪状の部品が回転して原料を押し出す独自の『ツインダイス方式』を採用しているため、生産能力が高い(2)造粒温度が50度C以下の低温で、原料の圧砕や摩砕が少なく、良質の有機肥料となる(3)シンプルな構造で、故障が少なく、消費電力も少ない。部品のダイスは、磨耗によって定期的が交換が必要だが、メンテナンスフリーであるため、ランニングコストが安い(4)一度、原料を入れれば、その後は無人の自動運転ができ、処理が終わると自然に機械はとまる――など。
 これまでの販売実績の約半分は鶏糞のペレットマシーンとして国内のレイヤー、ブロイラー生産者に導入されている。
 香川県でひなの販売と鶏卵の生産事業に取り組む(有)新延孵化場(新延修社長―本社・三豊市三野町)でも、鶏糞発酵肥料販売の真鍋商店(真鍋義仁代表)と協力して2008年に『粒造くん』を導入、鶏糞ペレットを作り始めたが、現在ではペレット鶏糞の販売がバラの発酵鶏糞を上回り、特に有機野菜用の有機肥料として韓国への輸出も増加しているとのこと。新延社長は「農家が有機肥料として鶏糞を散布する場合、機械散布に対応したペレットでなければならなくなっている」とし、ペレット鶏糞の比率は今後も高くなっていくと見ている。
 新開発された『ペレットクーラー』は、できたペレットの芯熱を外気温まで短時間に冷却する装置。
 成形された直後のペレットの温度は45度C前後で、そのまま袋詰めにすると結露などが生じるため、冷却工程が必要になる。これまでは、自然放置して、水分を飛ばしてから袋詰めされることが多かった。『ペレットクーラー』は、自然のエネルギーを有効に活用し、省エネルギー・低コストで冷却ができるため、冷却用の広いスペースが不要になる。構造はシンプルでコンパクト化を実現、メンテナンスも容易。さらに排出量の調整がタッチパネルで簡単に設定・変更できるなどが特徴。
 『粒造くん』で製造したペレット鶏糞をそのまま自然放置したものと、『ペレットクーラー』を通したものとの温度推移の比較では、『ペレットクーラー』を通したものがすぐに温度が下がり、再発酵などもないデータが得られた。
 垣内では、『粒造くん』と『ペレットクーラー』を、国内の養鶏・畜産農家向けだけでなく、タイなどアジア各国への販路も拡大したいとしている。詳細・問い合わせは、同社(電088・866・2848)開発部の野中、宇賀の両氏へ。



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