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タイソン社幹部がアマタケを訪問 カルスポリンの全面採用で日本での使用状況など視察

2006.06.25発行
 米国最大のブロイラーインテグレーター、タイソン・フーズ社(米国アーカンソー州)の生産担当副社長であるロイ・ブリスター博士らがこのほど来日、岩手県の(株)アマタケ(甘竹秀企社長−本社・大船渡市盛町字二本枠5)の直営農場などを視察した。
 タイソン・フーズ社は、徹底した低コストを追求し、週当たり4400万羽のブロイラーを生産する世界最大の会社。最近では抗生物質などの使用を敬遠するグローバルな動きに合わせ、生産体系の見直しを進めてきた。
 同社では、AGP(成長促進を目的とした抗生物質)を使わないブロイラー生産への取り組みとして、いくつかの方法をテストしてきた中で、ブロイラー鶏「コッブ」で提携関係にある日本の伊藤忠飼料(株)(武田直哉社長−本社・東京都江東区)から技術指導を受け、昨年から日本のカルピス(株)(石渡總平社長−本社・東京都渋谷区)が製造している飼料添加物「カルスポリン」(生菌剤)を使用したところ、生産効率が大幅に向上したため、今年4月から全面的な採用を決めた。
 このため、日本の農場で「カリスポン」がどのように使われているかや、特別飼育鶏(いわゆる無薬鶏など)の現状を調査するために、ロイ・ブリスター副社長と取締役獣医のビル・ヒューイット博士、養鶏コンサルタントのダニー・ホーギ博士が来日したもの。
 3氏は5月30、31の両日、日本でいち早くカルスポリンを採用して完全無薬飼育を確立した(株)アマタケを、伊藤忠飼料(株)の案内で訪問した。
 カルスポリンは、有効成分である枯草菌の一種「バチルス・サブチルスC−3102株」によって、腸内における有用菌の増加と有害菌(食中毒な)の減少、肥育体重の増加、健康体の維持、鶏特有の臭いの削減――などが期待できるもので、日本では1995年に飼料添加物として認可された。現在、米国、ブラジル、中国、台湾、韓国などで販売されているが、米国では、伊藤忠商事グループのQTI社(本社・イリノイ州)が発売元になっている。
 今回視察した(株)アマタケは、安全でおいしい鶏肉を生産するために、早くから種鶏や飼料の独自開発にも取り組んでいることでも知られている。直営農場((株)A・B・C・ファーム大東第7農場)では、佐々木(株)A・B・C・ファーム社長から、完全無薬飼育を完成させた経緯と、肥育成績などの説明を受けた。
 直営処理場の(株)A・B・C・フーズ(大船渡市)では、品質と鮮度を重視した処理加工を視察するとともに、その徹底した衛生管理と温度管理によって、日本の食鳥加工場としては唯一、厚生労働省からHACCP認定を受けている同加工場(陸前高田市)では、主力商品である「南部どりサラダチキン」を試食し、日本の消費者が求める鶏肉の味と風味を実感した。
 アマタケ本社では、甘竹秀雄会長、甘竹秀企社長と会談し、規模の追求ではなく、日本の消費者が求める質を追求するアマタケの取り組みや、日米の今後の消費者の生活形態の変化などについて、意見交換した。その後、三陸海岸沿いの落ち着いたレストランで、アマタケグループの(株)甘竹田野畑が生産する「岩手がも」のローストに舌鼓を打ちながら、なごやかに歓談した。



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