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蒸気循環による鶏糞低温乾燥装置 アジアプラントサービスが開発・販売

2003.12.05発行
 プラント建設・設計分野などでエンジニアリング業務を展開するアジアプラントサービス(株)(岡田純一社長―本社・横浜市)は、このほどスチームを熱媒体とする「蒸気循環型多段乾燥装置(商品名・スーパーシリウス)」を開発、その一号機の建設が来春の稼働を目指して茨城県の某大手養鶏場で進んでいる。
 「スーパーシリウス」は、熱風発生器で生成される加熱蒸気を一定の速さで乾燥装置に循環させ、投入された生鶏糞(回転レーキでトレイの上を移動している)に接触させることによって、連続的に生鶏糞の水分を蒸発させて乾燥する仕組みになっている。乾燥のレベルは、その後の用途に合わせてコントロールすることが可能で、投入時に80%前後の水分を含んでいる生鶏糞を、含水率5%以下の乾燥鶏糞にすることもできる。
 同装置を用いた鶏糞処理の流れは次の通り。
 (1)鶏舎から出る鶏糞は、鶏糞貯留ピットに集められた後、搬送コンベアで投入ホッパーに送られ、そこから定量供給機で連続して多段乾燥機に投入される。
 (2)投入された生鶏糞は、乾燥機内のプレート上を、回転レーキによって上段から下段へとゆっくり移動させながら、水分を徐々に蒸発させて乾燥していく。
 (3)乾燥機はシール性を良くし、負圧運転にすることで臭気が漏れないよう工夫している。水分と一緒に分離されて出てくる微量のガスは、脱臭装置に送られて加熱脱臭された後、集塵器を経由して大気中に放出されるので、排ガス規制をクリアし、悪臭の発生も防止できる。
 (4)生成される乾燥鶏糞は、低温乾燥されているので成分の変性が少なく、養分バランスの優れた有機肥料になる。また、不需要期はそのまま生鶏糞を乾燥させるための燃料としても利用できるように工夫されているため、鶏糞処理でのゼロエミッションを常時実現できる。
 標準装置の処理能力は、1時間当たり生鶏糞500kg(24時間連続運転で300日稼働したとして、年間約3,600トン)だが、処理必要量に対応して大型化できる。
 同社では、「スーパーシリウスを導入すると、鶏糞肥料の需給動向に対応して常に最適な処理ができるので、コンポスト化する場合のような、鶏糞肥料を在庫で抱える悩みもなくなる」としている。詳細は同社(電045・317・4152)へ。



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