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ファッコSPAが創業60周年 新社屋竣工と共に盛大に祝う

2017.10.05発行
 世界的な養鶏設備機器システムメーカーのファッコSPA(マッシモ・フィンコ社長―本社・イタリアのC.S.マルティーノ、パトヴァ)は9月6日から8日までの3日間にわたり、創業60周年と新社屋竣工を祝った。
 今年で創業60周年を迎えた同社は、高品質の鶏卵と鶏肉を、衛生的な環境で効率的に生産できるオーダーメイドの技術ソリューションを確立。製品のほとんどをグループ企業で製造したシステムを世界の70を超える国に販売し、高いシェアを得ている。
 世界38か国のファッコ代理店や大手ユーザーら約300人を招いた60周年記念の『旅のお誘い』は、9月6日の午後8時から、同社に程近いエウガネイ丘陵(州立コッリ・エウガネイ公園)のふもとにあるレストラン(ラ・モンテッキア)でピザをベースにした独特のスチーム料理の堪能イベントから始まった。
 翌7日は一般観光客があまり訪れないベネチアのマルコ・ポーロの足跡をベネチア本島でたどるとともに、ムラーノ島などの島も船で訪れた。パドヴァでは地元の修道士の案内で、国際的な聖所で年間600万人の巡礼者が訪れる聖アントニオ聖堂を見学。修道院の精神に沿った質素な夕食を味わい、聖アントニオの宗教感覚に浸った。
 8日は、1222年にパラッツォ・デル・ボー(ボー宮殿)に創立されたパドヴァ大学(現在、世界ニか国から5万8136人の学生が在籍。卒業生の多くもファッコ社に在籍。1592年から1610年には地動説を唱えたガリレオ・ガリレイも教授を務めた)や、ファッコ・グループを訪問し、夕方には、新社屋の落成式が招待客や各国の大規模養鶏家、イタリア内外の関係者ら約600人が参加して行なわれ、マッシモ・フィンコ社長がテープカットした。祝宴ディナーは、ヨーロッパでも最も革新的と評判の高いミシュラン3つ星シェフ、マッシミリアーノ・アライモ氏が38人のスタッフと手がけたグルメを堪能するとともに、音楽やショーを楽しんだ。
 新社屋は著名な建築家、アルバネーゼ氏の設計で、間接照明と調光可能な照明、太陽光と地中熱ヒートポンプだけで作動する空調、三重ガラスと建物全体に使用した断熱材、二酸化炭素の濃度をセンサで感知する自然換気など、環境の持続可能性に配慮した建物になっている。内部は研究開発部門、オペレーション、総務、経理、経営、カスタマーサービス部門などを集約させ、新しい働き方を提示するデザインになっている。また、世界各地との統合された物流など様々な業務のために、最先端の通信技術・インターネット・ホームオートメーションを駆使した革新的なスペースもある。
 あいさつしたマッシモ・フィンコ社長は「創業者のルイージ・フィンコは、高い品質の製品を創造するためには調査研究と研究開発が重要であると見抜き、創業以来、継続的に投資を続け、高度に機械化された効率的な製造工程を構築することで、ファッコは最も進歩的なメーカーとなった。今後は、今回お越しいただけなかった世界中の養鶏関係者の方々にもこの新社屋を訪問していただき、新社屋が業界の皆様とつながっていく拠点になるようにしていきたい」などと述べた。
 今回のファッコSPAのス周年のお客様を招いた旅では、昨年の火事で本社が焼けたものの、未来を見据えた新社屋の再建と、今年が創業60周年を迎えたことから、マルコ・ポーロの大航海に思いを馳せ、ファッコのこれまでの航海と新たな航海を掛けたイベントにしたとのこと。祝賀会のテーマも、航海、「星空の下、出港する宇宙船」をイメージし、会場の雰囲気も、食材で世界を航海してもらい、ショーや音楽も未来を築き、世界の旅と重なり合うように演出されていた。

【完成したファッコSPA本社(上)、新社屋落成式でテープカットを行なうマッシモ・フィンコ社長(下)】



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