岩手県の食材使い復興地支援を支援 ローソンがオヤマやアマタケと協力

㈱ローソン(本社・東京都品川区)は、東日本大震災の被災地復興を支援するため、3月7日から岩手県の食材を使った商品をローソン店舗で発売する。
全国のローソン店舗で発売する「岩手県産赤鶏の鶏めし」(税込み498円)は、鶏のうま味を加えたもち米入りのご飯に、ていねいに焼き上げた岩手県産赤鶏のむね肉の照り焼き、つくねなどを盛り付けたボリュームたっぷりの弁当。
「からあげクン奥州いわい監修しょうゆダレ味」(税込み216円)は、㈱オヤマ(小山征男社長―岩手県一関市)が運営し、日本唐揚協会が主催する「第7回からあげグランプリ(2016年)」の東日本しょうゆダレ部門で金賞を受賞した、から揚げ専門店「からあげ家奥州いわい」が監修した商品。㈱八木澤商店(岩手県陸前高田市)のしょうゆを使用し、しょうがの味を効かせた濃厚なしょうゆダレ味を再現した。東北地区で発売する商品には岩手県産鶏肉、全国で発売する商品には岩手県を含む東北産鶏肉を使用している。
東北地区のローソン店舗で発売する「南部どりのサンドイッチ(照り焼きソース仕立て)」(税込み320円)は、㈱アマタケ(甘竹秀企社長―岩手県大船渡市)が飼育・加工する岩手県の銘柄鶏「南部どり」を使用したサンドイッチ。照り焼きソースで味付けした鶏肉と相性の良いタマゴサラダ、トマトレタスサラダを合わせて食べ応えがあるように仕上げた。
このほか、三陸産の銀鮭・牡蠣・サンマ・昆布などを使用した「三鉄応援!復興幕の内弁当」(税込み598円)、岩手県大船渡市の名店「黒船」が監修した「黒船監修レンジ秋刀魚だしラーメン」(税込み498円)も発売する。
今回発売する商品には被災地の食品メーカーが作った食材を積極的に取り入れており、ローソンでは「地元食材の使用だけでなく、地元の有名店や地元食品メーカーとの取り組みにより、食を通じて被災地復興の支援につなげていきたい」としている。さらに商品の売り上げの一部は、ローソンが創設した「夢を応援基金(東日本大震災奨学金制度)」に寄付され、被災した学生たちの就学支援に活用される。

達増知事に復興支援商品を紹介ローソンとオヤマ

ローソン商品本部東北商品部の松本茂部長、オヤマの小山雅也専務取締役らは、3月3日に岩手県庁を訪れ、達増拓也知事に復興支援商品を紹介した。
オヤマ監修の「からあげクン奥州いわい監修しょうゆダレ味」を試食した達増知事は「これはおいしい」と太鼓判を押した。
オヤマの小山専務は「すばらしいパッケージデザインと製品ができ上がった。オヤマは一関市で創業して51年目を迎える。東日本大震災では工場や農場も被害を受けたが、従業員が停電の中、被災地で炊き出しなどを行なったことを今でも思い出す」などと述べた。

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