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7〜9月期配合飼料価格 全農トン800円値上げ

2016.07.05発行
 トウモロコシをはじめとする穀物価格が上昇する一方、為替が円高に振れるなど、7〜9月期の配合飼料価格動向が非常に不透明な中で、全農やホクレン農協連は全畜種総平均で約800円の値上げを発表した。値上げは27年1〜3月期以来6期ぶり。商系なども値上げを発表している。

 JA全農は6月22日、7〜9月期の配合飼料価格(全国全畜種総平均)について、前期(4〜6月期)に比べ約800円値上げすると発表した。主原料のトウモロコシや大豆かすの価格が値上がりしたことが主な要因。改定額は地域・畜種・銘柄により異なる。
 ホクレン農協連も同日、約800円の値上げを発表した。商系メーカーでは、27日に日清丸紅飼料鰍ニ中部飼料梶A29日にフィード・ワン鰍ェ値上げを発表した。
 全農が発表した飼料情勢の概要は次の通り。
 ▽飼料穀物=トウモロコシのシカゴ定期は、3月には360セント/ブッシェル前後で推移していたが、4月に入りブラジル産の干ばつによる減産見通しから上昇し、5月10日発表の米国農務省需給見通しで、輸出と国内需要が上方修正され、期末在庫が減少したことから堅調な展開が続き、現在は420セント/ブッシェル台となっている。今後は、米国産新穀の作付けに影響を与える夏場の受粉期に向けて、天候に左右される相場展開が見込まれる。
 ▽大豆かす=大豆かすのシカゴ定期は、3月には300ドル/トン前後で推移していたが、4月に入り、アルゼンチン産大豆の収穫時の長雨による作柄悪化見通しから急騰した。その後も、アルゼンチン産の減産により米国産に輸出需要が集中する見込みから高騰が続き、5月10日発表の米国農務省需給見通しで、需要増により期末在庫が減少したことから、さらに上昇し、現在は450ドル/トン台で推移している。国内大豆粕価格は、シカゴ定期の上昇により値上がりが見込まれる。
 ▽海上運賃=米国ガルフ・日本間のパナマックス型海上運賃は、2月には25ドル/トン前後で推移していたが、南米産穀物輸出の最盛期となり、中国向け大豆などの輸送需要が増加したこと、原油相場が上昇したことなどから堅調な展開となり、現在は30ドル/トン前後で推移している。今後は、南米産穀物の輸送需要は一段落すると見込まれているものの、原油相場が堅調に推移していることから、海上運賃は底堅く推移するものと見込まれる。
 ▽外国為替=3月下旬には1ドル=113円前後であったが、4月に入り米国の利上げ観測が後退したことにより、一時105円台まで円高が進んだ。その後、5月に良好な米国経済指標によって利上げ期待が高まると111円台まで円安となったが、6月3日に発表された米雇用統計が予想を下回り、利上げ観測が後退したことから円高となり、現在(6月22日時点)は107円前後となっている。今後は米国の利上げ時期や各国の金融政策などを材料に、一進一退の相場展開が見込まれる。



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