最新!  鶏肉は当面高止まりで推移 鶏卵は上昇後、連休明けに下げへ(トップ記事-2017.04.15)

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鶏肉需給は安定的に推移 売れ行きは東高西低 食鳥協理事会各部会報告

2016.06.15発行
 (一社)日本食鳥協会(佐藤実会長)は6月7日に理事会を開き、第56回定時総会の開催日時(6月23日)と上程する議案について了承した。当日のもも肉相場は強もちあいの608円、むね肉は242円であったが、各部会からの需給動向報告では、もも肉、むね肉とも良好な状況との見方であった。

 あいさつした佐藤会長は「我々が置かれている状況は一昨年とは少し変わっているが、個人的には今くらいの相場水準が生産者にとっても、荷受・小売業者にとっても良い状況ではないか。むね肉は今くらいの相場水準であると、輸入品をあえて使わなくても国産品で商品開発できるため、新たな需要を作り出す良い環境にあると思う。輸入品は相変わらず減ることもなく入ってきているが、国産チキンの需要をこの機会にさらに伸ばせる良い環境だと思っているため、業界関係者のいろいろなご努力をお願いしたい」などと述べた。
 鶏肉の需給動向などについては、各部会から次のように報告された。
 ▽生産加工部会=生産成績の落ち込みなどは特にない。一般的には年間5回転だが、45日飼育で年間6.6回転できるという話もあった。従業員の確保の問題で、ゴールデンウイークの5月3〜5日を休みにしたという東北からの話もあった。USチャンキーについては育成率が3〜4%、多いところでは6〜7%落ちるとのこと。いろいろと工夫し、USのオスとUKのメスをかけ合わせたヒヨコを導入するという情報もあった。
 品質面では、むね肉が硬くなる筋肉変性が結構増えてきているという印象を受けた。筋肉変性については研究の余地があると思う。抗生物質の関係で問題が出たという話もあるが、原因究明については苦労するかもしれない。
 ▽荷受部会=ゴールデンウイーク前はもも肉、むね肉などテーブルミート全体の需要は高く、ほぼ完売状態で売れ行きは良かったが、連休明けはもも肉を中心に余りだしている。ただ少量で、年末用の骨付きももや、解凍用の凍結品を作り、内部で消化している。むね肉はテーブルミートを含めて動きは大変良く、量販店の売場をみると、パン粉を付けたり、味付けしたり、つみれにするなど、バラエティに富んだ売り方をしている。
 夏場が本来の需要期である手羽先、砂肝の売れ行きは大変良く、ここ2週間くらいでささみにも一気に火が点いた。テーブルミート向けも加工筋も好調である。レバーと手羽元は余剰感が相当強く、凍結に回るなど、荷受としては四苦八苦している。
 売れ行きは東高西低。東日本の売れ行きが良い要因の1つは豚肉の相場が高く、チキンのほうが売価を設定しやすいこと。豚肉はPEDやPRRS(豚繁殖・呼吸障害症候群)が発生しているため、不足気味となっている。むね肉相場が240円台であると、100cア円、場合によってはィ円とも聞いたが、特売を打ちやすい環境となっている。荷受としては、むね肉相場はもっと上がるべきではないかと感じている。
 むね肉の筋肉変性については、外食関係から肉が硬くなるというクレームが入っている。から揚げにしても歯が立たないくらい硬いため、心配している。
 ▽小売部会=業務卸については地域差もあるが、全般的にはサラリーマン相手の焼き鳥屋や居酒屋は厳しい。特に5月のゴールデンウイークは毎年のことではあるが都心は厳しかった。反面、郊外のファミリー向けの焼き鳥屋や居酒屋はそこそこ売れたのではないかと感じている。むね肉を使った半製品を大量に準備して納品しているという話も聞いたし、焼き鳥の串物が国産志向もあって動きが非常に良い。レストラン関係は牛肉が高いため、チキンのメニューを提案してほしいという話もあったが、メインディッシュにはなりきれず苦労しているという話も出た。
 小売りについては、花見需要は良かった。ゴールデンウイークは前半が良く、後半はあまり良くなかった。運動会の開催時期が秋から春に変わってきたことによる需要もあった。牛肉や魚関係も高いため、チキンもここ1〜2年良かったことを加味しても、まだ需要があり、堅調に推移しているのではないか。半身揚げが非常に売れているという話も出た。
 ▽種鶏ふ卵部会=USチャンキーについてはコマーシャルベースの出荷がまだ少ないため、今後のデータ収集が必要だと感じている。各社が気にしているのは育成率の低下で、3〜4%低い印象を受けている。傷の問題は各社の飼い方などもあり、確実な情報は出せない。バラツキに関してはUSとUKとのバラツキではないかと思う。
 USのもも肉の歩留まりが良いという話に驚いている。アメリカではむね肉のほうが好まれる傾向があったが、現在はもも肉の歩留まりが良いように育種改良を行っているのではないか。むね肉が硬くなるという話も出たが、USに関しては酸素をもっと必要としているのではないかという意見が多かったと思う。飼育の段階でもっと酸素を取り込まないと、内蔵や肉の色が変わってしまうことがあるのではないか。いずれにしても現段階では発信できるデータが収集できていないため、9月の理事会では有意義な情報を出せるようにしたい。
 【定時総会への上程議案などを審議した日本食鳥協会の理事会】



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