採卵鶏とブロイラーの経営体数 5年前に比べ約15%減少 飼養羽数と出荷羽数は増加 2015年農林業センサス

農林水産省は、このほど2015(平成27)年2月1日現在で実施した農林業センサス結果の概要(確定値)を公表した。販売目的の家畜を飼養している経営体数と飼養頭羽数のうち、採卵鶏(種鶏や愛玩用の東天紅、尾長鶏、ちゃぼを除く)を150羽以上飼養する経営体は4181軒で、5年前の2010(平成22)年に比べ733件(14.9%)減少したが、飼養羽数は1億5423万1600羽で、同471万7800羽(3.2%)増加した。
県別では、経営体数は北海道と奈良県、宮崎県、鳥取県、新潟県で増加し、三重県、佐賀県、沖縄県は変化がなく、その他の都府県は減少した。飼養羽数は22県で増加し、25県で減少した。
100万羽以上増加した県は①新潟県②愛知県③北海道④千葉県⑤広島県⑥群馬県。反対に100万羽以上減少した県は①富山県②岐阜県③岡山県④秋田県⑤栃木県。
ブロイラーを年間1000羽以上出荷する経営体は1808件で、5年前に比べ334件(15.6%)減少したが、出荷羽数は6億852万6000羽で、同5041万4700羽(9.0%)増加した。
出荷羽数は24県で増加し、20県で減少、3県が実績なしであった。
5年前に比べ年間出荷羽数が500万羽以上増加した県は①熊本県②鹿児島県③北海道④東京都⑤宮城県⑥山口県⑦岡山県。反対に500万羽以上減少した県は①福岡県②徳島県。

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