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相場上昇で所得増加 平成26年の採卵鶏、ブロイラーの経営

2015.12.15発行
 農林水産省が12月1日に公表した平成26年の営農類型別経営統計によると、26年は配合飼料価格の高止まりに加え、雇用費や光熱費の上昇などで農業経営費が増加したものの、鶏卵・鶏肉相場が高水準で推移して農業粗収益が増加したため、農業所得は採卵養鶏、ブロイラー養鶏とも前年を上回った。経営統計を基に本紙が試算した鶏卵1キログラム当たりの生産コストは前年比3.9%高の204円40銭、ブロイラー生体1キログラム当たりの生産コストは1.1%安の158円89銭となった。
 平成26年の採卵養鶏とブロイラー養鶏の経営概要は次の通り。

採卵養鶏

 49戸の月平均飼養羽数は1万4248羽で、前年に比べ3.8%増加した。
 畜産収入全体の平均は12.6%増の4962万2000円。このうち鶏卵の収入(成鶏を含む)は12.4%増の4916万円であった。
 経営費の合計は6.8%増の4617万2000円。このうち飼料費が69.2%(前年68.5%)、動物費(ひな代、若めす代を含む)が7.6%(前年7.6%)となり、この2費目で全体の76.8%(前年76.1%)を占めている。
 ▽生産コストの概要
 経営費(4617万2000円)を月平均飼養羽数(1万4248羽)で割った1羽当たりの生産コストは前年比2.8%増の3241円(前年3152円)。鶏卵生産量(225トン895キログラム)で割った鶏卵1キログラム当たりの生産コストは204円40銭(前年196円64銭)で3.9%上昇した。
 規模別の鶏卵1キログラム当たりの生産コストは、1万羽未満は222円93銭(前年211円25銭)、1万羽以上3万羽未満が220円55銭(前年209円68銭)、3万羽以上が185円66銭(前年182円32銭)となった。

ブロイラー養鶏

 48戸の年間平均販売羽数は21万9836羽で、前年に比べ3.1%増加した。
 畜産収入の平均は6.6%増の1億992万6000円。このうちブロイラーの収入は6.6%増の1億992万5000円であった。
 経営費の合計(平均)は3.0%増の1億285万2000円。このうち飼料費が66.5%(前年65.8%)、動物費(ひな代)が15.4%(前年15.4%)となり、この2費目で全体の81.9%(前年81.2%)を占めている。
 ▽生産コストの概要
 経営費(1億285万2000円)を年間平均販売羽数(21万9836羽)で割った1羽当たりの生産コストは467円86銭(前年468円21銭)で、前年に比べ0.1%下落した。
 これを26年の1羽当たりの平均生体重(農水省統計=2.94キログラム)で割った生体1キログラム当たりの生産コストは158円89銭(前年160円72銭)で1.1%下落した。
 規模別の生体1キログラム当たりの生産コストは、年間平均販売羽数10万羽未満が185円20銭(前年206円63銭)、10万羽以上20万羽未満が151円56銭(前年165円35銭)、20万羽以上が161円07銭(前年156円29銭)となった。
     ◇
 平成15年以降の1キログラム当たりの平均生産コストは次の通り(円未満は四捨五入)。
 〈鶏卵〉
 平成15年  144円
 平成16年  149円
 平成17年  156円
 平成18年  152円
 平成19年  163円
 平成20年  181円
 平成21年  173円
 平成22年  172円
 平成23年  180円
 平成24年  184円
 平成25年  197円
 平成26年  204円
〈ブロイラー〉
 平成15年  152円
 平成16年  150円
 平成17年  156円
 平成18年  152円
 平成19年  161円
 平成20年  181円
 平成21年  165円
 平成22年  163円
 平成23年  160円
 平成24年  153円
 平成25年  161円
 平成26年  159円



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