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『京鴨』の山城農産 需要増で生産規模拡大

2015.09.25発行
 あい鴨肉を一貫生産する山城農産梶i小山展弘社長―本社・京都府宇治市木幡南山畑29−6)は8月18、19日のアグリフードEXPOに出展し、本格的な需要期の冬に向けて『京鴨』の肉や加工品の利用を薦めた。現在の生産体制などを小山社長に聞いた。
     ◇
 同社は英国チェリーバレー社から種鴨(初生雛)を輸入し、宇治市の種鴨農場と京丹波町の肥育農場で飼養。年間約20万羽のあい鴨を『京鴨』ブランドで全国に出荷してきた。
 岡山県美咲町で整備していた新農場(美咲農場)も順調で、7月から京鴨が入っている。同地に建設した食肉加工場も含めて、小山展弘社長は「本格稼働は9月中旬から。美咲農場は舎内飼育で年産50万羽体制の大型農場で、京都と合わせると約70万羽を出荷していくことになる。これは国内屈指の生産規模で、それに見合うだけの需要もある」と胸を張る。
 同社では2年前から需要に供給が追いつかず、昨年末は、京鴨の在庫がゼロになるほどの売れ行きになったとか。今年は年初から京都の農場をフル稼働させたものの、新規の客先は断らざるを得ない状況が続いたという。
 小山社長は「最大の売り先は量販店だが、近年はフランチャイズ展開する飲食店など外食筋への販売が伸びているため、新農場の完成は悲願であった」と話し、今後も、より品質の高い京鴨を安定生産するための設備投資を続けてていきたいとしている。
 農場と処理場見学の希望者も多いが、今後はAIをはじめ、防疫面の強化が特に重要なシーズンに入る。このため小山社長は、多くの写真で京鴨生産の流れを掴めるパンフレット(全8ページ)を作製した。展示会場では、京鴨に興味を示したバイヤーに積極的に配布し、「美咲農場の完成で、より強固になった生産体制を知ってほしい」と話していた。
 【小山展弘社長は最新版パンフレットを手に京鴨生産の流れを伝えた(上)、アグリフードEXPOには京鴨肉と冷凍保存できる加工品などを展示(下)】



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