27年産の飼料用米 作付面積、生産量は2.3倍に

政府は飼料用米を戦略作物として位置付け、10年後の平成37年度の生産量を110万トンに拡大することを今年3月日に閣議決定している。
農林水産省では、飼料用米の生産拡大に向けて全国、地方ブロック、各県(地域段階)で取り組みを強化してきたが、7月末段階でまとめた27年産の作付面積は7.9万ヘクタール(前年3.4万ヘクタール)、生産量は42万トン(同18万トン)と、いずれも前年比で約2.3倍増になるとしている。
27年産飼料用米の需要量については、全農グループ飼料会社が年間60万トン(MA米・備蓄米含む)、(協)日本飼料工業会の飼料工場が同63万トン(MA米・備蓄米含まず。中・長期的には約200万トン)、畜産農家が203件、約4.5万トンと見込んでおり、生産量は需要量を満たしていない。

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