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厚労省がHACCP普及で連絡会議 と畜場・食鳥処理場で導入進む

2015.08.25発行
 厚生労働省は7月31日、東京都港区の三田共用会議所で「第1回HACCP普及推進中央連絡協議会」を開いた。
 同協議会は、HACCPの普及を効果的に進めるために、関係者が情報と意見を交換する場として設置したもの。冒頭あいさつした三宅智食品安全部長は「HACCPの導入は、大規模事業者では進んでいるが、中小規模事業者では『難しい』『大変だ』とのイメージから伸び悩んでいる。HACCPへの取り組みは、食品の安全性をより確実なものにすることに加え、日本産食品の輸出促進や、2020年の東京オリンピック開催を見据え、わが国の食品の安全性をより世界に誇れるものとして発信していくために喫緊の課題となっている」などと述べた。
 HACCPのさらなる普及に向けた提言や条例改正の状況、自主点検票と確認票、手引書の策定、地域連携HACCP導入実証事業への取り組み、HACCPチャレンジ事業、自治体の食品衛生監視員向け研修会について事務局から報告されたほか、「HACCP普及・導入支援のための実態調査」と「と畜場・食鳥処理場におけるHACCP導入状況調査」の結果が公表された。
 「HACCP普及・導入支援のための実態調査」は食品製造業や仕出し屋、弁当屋、給食施設など18万2857施設を対象に実施し、6万6616施設(7万6568業種)から回答を得た。
 平成26年12月31日時点でHACCPを「導入済み」が全体の8.4%、「一部導入」が2.6%、「導入途中」が2.2%、「1年以内に導入着手予定」が0.5%、「1年超〜3年以内に導入着手予定」が0.6%、「3年超〜5年以内に導入着手予定」が0.3%、「5年後以降に導入着手または時期は未定だが導入予定」が0.3%、「具体的な導入計画はないが、導入に関する検討をしている」が6.6%、「関心があるが、具体的には検討していない」が30.9%、「導入する予定はない」が25.0%、「HACCPのことをよく知らない」が19.5%であった。
 「と畜場・食鳥処理場におけるHACCP導入状況調査」(平成27年4月1日時点)の結果は、牛のと畜場では「導入済み」が全体の19.6%(27施設)、「導入途中」が19.6%(27施設)、「1年以内に導入着手予定」が8.7%(12施設)、「1年超〜3年以内に導入着手予定」が3.6%(5施設)、「3年後以降に導入着手または時期は未定だが導入予定」が5.1%(7施設)、「具体的な導入計画はないが検討中」が25.4%(35施設)、「導入予定なし」が18.1%(25施設)。
 豚のと畜場では「導入済み」が全体の13.5%(21施設)、「導入途中」が20.0%(31施設)、「1年以内に導入着手予定」が7.7%(12施設)、「1年超〜3年以内に導入着手予定」が5.2%(8施設)、「3年後以降に導入着手または時期は未定だが導入予定」が3.9%(6施設)、「具体的な導入計画はないが検討中」が26.5%(41施設)、「導入予定なし」が23.2%(36施設)。
 大規模食鳥処理場では「導入済み」が全体の23.1%(37施設)、「導入途中」が18.8%(30施設)、「1年以内に導入着手予定」が2.5%(4施設)、「1年超〜3年以内に導入着手予定」が2.5%(4施設)、「3年後以降に導入着手または時期は未定だが導入予定」が0.6%(1施設)、「具体的な導入計画はないが検討中」が41.9%(67施設)、「導入予定なし」が10.6%(17施設)。
 出席者からは「と畜場・食鳥処理場でHACCPの普及が進んでいることに正直驚いている」との声が上がった。
 「HACCPの義務化について、どのようなタイミングで考えているのか」との質問に、厚労省の梅田浩史HACCP企画推進室長は「義務化も考えながら普及に取り組んでいくが、いつからかは今のところ特に明確にはしていない。まずは食品の衛生管理として、HACCPが当たり前のように導入されることを目指していくが、東京オリンピックが開かれる2020年をひとつの大きな目標にすべきではないか」などと説明した。
 滝本浩司監視安全課長は「初めて実態調査結果を公表したが、と畜場・食鳥処理場でのHACCPの導入が意外にも進んでいる一方で、一般食品での導入状況は厳しいものがある。HACCPの導入で最も障害となっているのが、HACCPは『難しい』『高度なもの』といった心理的なプレッシャーではないか。HACCPは衛生管理手法のひとつで、誰かに認められるものではなく、事業者自らがやらなければいけないものであり、PDCAサイクルを回して、より改善していくものである。
 と畜場・食鳥処理場でHACCPの導入が進んでいるのは、輸出の問題もあるが、導入することで衛生状態が向上し、肉の流通期間や品質保持期間の延長につながり、消費者に質の良い肉を提供できることが明らかになってきたからである。梅田室長から2020年という努力目標も示されたが、皆さんのご協力を得ながら進めていきたい」などと述べた。
 【厚労省主催の第1回HACCP普及推進中央協議会】



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