オムライスの日本一競う カゴメ オムライススタジアム開催

国民的洋食であるオムライスの日本一を決めるイベント『カゴメオムライススタジアム』(主催・カゴメ㈱)が5月16、17日の2日間、東京都墨田区の東京スカイツリータウン4階スカイアリーナで開かれた。
『カゴメオムライススタジアム』は、古くからある洋食の定番メニューのオムライスの人気をますます盛り上げるとともに、外食だけでなく、家庭でももっと気軽においしいオムライスを楽しんでもらうことを目指して開いたもので、東京スカイツリータウンの開業3周年記念イベント。
全国9エリアの地方予選大会から選び抜かれた10店舗が出場し、地域の食材を使用した地産池消のオムライスや、見た目にもこだわったオムライスなど、バラエティに富んだメニューが並んだ。
イベント当日は天候にも恵まれ、店舗によっては1~2時間待ちの列ができるほどの大盛況で、家族連れから年配の人まで幅広い世代が来場し、2日間で当初予定の7000食を大幅に上回る1万4640食のオムライスを提供した。
4月15日から5月16日まで『カゴメオムライススタジアム』公式サイト(http://www.kagome.co.jp/campaign/omusta)で行なったWEB投票と、イベント会場での投票の結果、東海大会代表『洋食のことこと屋』(名古屋市東区)の「トロトロ玉子のオムハヤチーズハンバーグON」がグランプリに輝いた(キッズ賞も受賞)。
「トロトロ玉子のオムハヤチーズハンバーグON」の一番の特長は、トマトソースとケチャップベースのしっとりしたリゾットライス。この上に採れて2日以内の新鮮卵を使用したトロトロ半熟玉子、じっくり煮込んだデミグラスソース、オリジナルのチーズフォンデュ、煮込みハンバーグをのせ、洋食のすべてを盛り込んだ。
『洋食のことこと屋』の都外川景司オーナーシェフは「今回は優勝をもぎ取るとの思いでやってきた。設備がレストランとはだいぶ違ったが、与えられた環境の中で精一杯がんばった結果、優勝することができた」と語り、表彰式のステージにスタッフを呼び寄せて喜びを分かち合った。
カゴメの寺田直行社長は「カゴメは外食、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、家庭で『トマトのことなら何でもカゴメ』を合言葉に、トマトケチャップやトマトソース、トマトのおいしさを、これからも伝えていきたいと考えているし、日本人の健康で豊かな食生活のお役に立てればと思っている。
地方予選大会から地元メディアをはじめ、いろいろと反響が大きかった。このようにたくさんのお客様に来ていただき、これほど多くのオムライスファンがいることが分かり、我々としても手ごたえを感じたイベントだった。
次回の予定について現時点では申し上げられないが、一昨年にナポリタンのイベントを開催しているため、私の気持ちとしてはナポリタンあるいはオムライスで、何年に一回かはこのようなイベントを実施したいと思っている」と振り返った。
準グランプリは四国大会代表『レストラン高知』(高知県日高村)の「南国土佐のオムライス」(ふるさと賞も受賞)。
特別賞として、近畿大会代表『浪花オムライス』(大阪市中央区)の「浪花オムライス」にオムレツの会賞、首都圏・関東大会代表『3LittleEggs』(埼玉県富士見市)の「クラシックトマトソースのオムライス」に日本卵業協会賞、北海道大会代表『士別バーベキュー』(札幌市中央区)の「仔羊の赤ワイン煮オムライス」に日本養鶏協会賞が贈られた。このほかの特別賞は次の通り。
▽浜内千波賞=中国大会代表『The.Kitchen』(島根県出雲市)の「フヮッ~トロ~オムライス大山鶏のクリームシチューソース」
▽アイディア賞=東北大会代表『キッチンポテ』(福島県相馬市)の「ガーリックチキンのふわふわオムライス」
▽バリュー賞=首都圏・関東大会代表『街のひいき屋エチカ池袋店』(東京都豊島区)の「マジックオムライスWソース」
▽スタッフ賞=九州大会代表『オオツカグループレッフェル熊本流通団地店』(熊本市南区)の「まうごつ、うまか!『赤のくまオム』」
▽WEB投票賞=北陸大会代表『KagaNotoZawatalianLaForesta』(石川県金沢市)の「カルボナーラなオムリゾット」
【当初の予定を上回る1万4640食のオムライスを提供した『カゴメオムライススタジアム』(上)、グランプリの「トロトロ玉子のオムハヤチーズハンバーグON」(中)、グランプリに輝いた『洋食のことこと屋』の都外川オーナーシェフ(下)】

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