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宮崎、山口、岡山、佐賀でもH5N8AI発生 今後も万全の防疫体制を!

2015.01.25発行
 今冬は渡り鳥などから高病原性鳥インフルエンザ(AI)ウイルス(H5N8亜型)が各地で相次ぎ検出され、「日本全国のどこの養鶏場でAIが発生してもおかしくない」状況の中で、去る12月16日に宮崎県延岡市北川町の肉用種鶏農場(3870羽)でH5N8亜型のAIが発生した。迅速な防疫対応で周囲への感染拡大を防いだが、28日に宮崎市高岡町の肉用鶏農場(4万2155羽)、29日に山口県長門市の肉用種鶏農場(3万2770羽)、1月15日に岡山県笠岡市の採卵鶏農場(19万9160羽)、17日に佐賀県有田町の肉用鶏農場(1農家2農場、約7万2900羽)でも発生した。
 いずれもH5亜型の疑似患畜確認の段階で殺処分し、宮崎市の2例目は12月29日、長門市の3例目は1月1日に防疫措置を完了。笠岡市の4例目は19日、有田町の5例目は18日に発生農場の殺処分を完了した。
 延岡市の1例目は、清浄性確認検査で異常がなかったため、12月31日に半径3〜10キロメートル以内の搬出制限区域、1月7日に半径3キロメートル以内の移動制限区域を解除した。
 宮崎市の2例目は、3キロメートル圏に5戸(約14万4500羽)、3〜10キロメートル圏に54戸(約193万2600羽)の農場と処理場が1か所あったが、周囲への感染拡大はなく、13日に半径3〜10キロメートル以内の搬出制限区域、20日に半径3キロメートル以内の移動制限区域を解除した。
 長門市の3例目は、1月1日に殺処分を完了し、山陽小野田市の焼却施設で4日から始めた焼却処分は8日までに完了。3キロメートル圏に10戸(約14万4700羽)、3〜10キロメートル圏に19戸(約47万4400羽)の農場があり、16日に半径3〜10キロメートル以内の搬出制限区域、23日に半径3キロメートル以内の移動制限区域を解除した。
 笠岡市の4例目は、飼養羽数も多く、3キロメートル圏に6戸(約26万7400羽)、3〜10キロメートル圏に33戸(約71万8200羽)の農場がある。17日午前8時から卵の移動が許可されたが、発生農場の防疫措置は23日に完了した。
 有田町の5例目は、3キロメートル圏に13戸(約24万7000羽)、3〜10キロメートル圏に26戸(約26万7400羽)の農場がある。発生農場の防疫措置は20日に完了した。
 今後もAIウイルス侵入の脅威が続く中で各養鶏場は、国内にAIウイルスが存在することを前提に、飼養衛生管理基準を順守して鶏舎周囲への消石灰の散布と鶏舎内外の環境整備を行なうとともに、@野鳥やネズミなどの野生動物の鶏舎への侵入防止対策A日常的な鶏の観察の徹底と異常鶏の早期発見B飲用水や飼料からの侵入防止と、外来者・車両の立ち入り制限、農場に出入りする車両や搬入物の消毒C従業員を含め鶏舎内に入る際の手指消毒、衣服・履物交換――などを徹底し、異常鶏を発見したら早期に家畜保健衛生所に通報することが重要となっている。

H5N8亜型、韓国に続き台湾でも発生

 韓国では、昨年9月4日にH5N8亜型AIの終息宣言が出されたが、9月24日から再発し、今年1月18日までに48件、約59万羽のアヒルや鶏が殺処分された。
 台湾では、1月8日に中西部・嘉義県の種がちょう農場(約5200羽)でH5N8亜型AIが発生し、17日までに42件に拡大。H5N2亜型やH5N3亜型などを合わせると194件になる。
 野鳥では、ロシアや米国でもH5N8亜型ウイルスが検出されている。



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