全3工場がFSSC22000の認証取得 十文字チキングループ

世界的な飲料メーカーや大手流通業者が、その取引条件として用いている食品安全マネジメントシステム『FSSC22000』認証を、(株)十文字チキンカンパニー(十文字保雄社長―本社・岩手県二戸市石切所字火行塚25)の二戸工場が7月7日に取得した。同工場は昨年5月から取得を目指していた。
十文字チキングループでは、岩手農協チキンフーズ(株)県央工場(2013年2月)と(株)十文字チキンカンパニー久慈工場(14年2月)に次いで、今回の二戸工場と、3工場すべてが認証を取得したことになる。
同社では、「これからも『食の安全を守る仕組み』を継続することで、お客様に安心して召し上がっていただける商品をお届けできるよう、さらに努力を続け参ります」としている。
FSSC22000は、FoodSafetySystemCertification22000の略で、食品安全マネジメントシステムの国際規格であるISO22000と、それを発展させたISO/TS22002―1などを統合し、2010年2月に、国際食品安全イニシアチブ(GFSI)によって食品安全の認証スキームの一つとして承認されたもの。
チキン業界では、香川県のまるほ食品(株)徳島工場と本社ピザ工場(2012年7月)、三重県の三昌物産(株)畜産加工事業部パックセンター(13年1月)、青森県のプライフーズ(株)三沢みどりの郷工場(13年11月、加熱・未加熱の加工品製造)、東京に本社のある(株)ウェルファムフーズの宮崎工場(14年1月、総菜などの加熱加工品製造)が認証を取得している。

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