平成25年度の補正予算 配合飼料価格高騰対策に110億円 畜産機械リースや粉卵開発への支援も

政府は去る12月12日に平成25年度の補正予算案を閣議決定した。農林水産省関係の予算額は総額4310億円で、畜産関係は「配合飼料価格高騰緊急対策」が110億円。うち100億円は異常基金の補てん財源に充当し、10億円は畜産農家への融資の無利子・無保証人化枠拡大に充てる。
異常基金の補てん財源は民間の飼料メーカーも同額拠出するほか、通常補てんの財源枯渇を考慮し、現行の異常補てんの発動条件である「輸入原料価格が直前1か年の平均と比べ115%を超えた場合」を引き下げ、補てんを発動しやすくする。
「畜産収益力向上緊急支援リース事業」は70億円で、うち飼料用米の円滑な生産などを推進するため、その利用・保管にかかわる機械などの導入(畜産関係者が飼料保管タンクや自動給餌機、混合機などをリースで導入する場合は3分の1補助)に52億円、その他畜産振興(養鶏を含む)に必要な機械等のリース支援に18億円。
「国産畜産物の加工原料緊急確保事業」は5億円。国産鶏卵を活用し、輸入粉卵に対抗する魅力ある粉卵などを開発する技術開発や、機械・設備の整備に2分の1を補助するとともに、販路の開拓・拡大を支援する。

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