国内の野鳥類からH7N9検出せず 環境省

環境省は6月7日、国内のシギ・チドリ類やサギ類の野鳥からは、H7N9型鳥インフルエンザウイルスは検出されなかったと発表した。
同省は、今年4月に中国の江蘇省や南京市で捕獲された野生の鳩(ハト)から鳥インフルエンザ(H7N9)ウイルスが検出されたことを受け、主に東南アジアから日本に飛来する渡り鳥のうち、春に中国南東部から日本に渡ってくる記録がいくつか報告されているシギ・チドリ類が飛来する干潟、サギ類の集団繁殖地などで、4月下旬から5月下旬にかけ、生体捕獲によるスワブや糞便など338サンプルを採取して国立環境研究所で遺伝子検査を行なったもの。
また、19都道府県21市区町でガン・カモ類の糞を採取して検査しているH5N1ウイルスについて、4月の検査でもウイルスは確認されなかったとしている。

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