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食肉摂取と糖尿病発症 鶏肉は関連性みられず 牛肉、豚肉のリスク高い

2013.06.05発行
 国立国際医療研究センターと国立がん研究センターなどのチームは5月21日、『牛肉や豚肉を1日当たり83グラム前後食べる男性は、15グラム前後しか食べない男性に比べて糖尿病発症のリスク42%高くなる』との研究結果を発表した。
 牛豚肉に多く含まれる鉄分(ヘム鉄)や飽和脂肪酸、調理によって焦げた部分に含まれる糖化最終産物などがインスリンの分泌に悪影響を与えている可能性があるという。
 これに対し、鶏肉やハム・ソーセージでは差はみられず、女性ではいずれもリスク増加はみられなかった。
 研究チームは1990年代後半に岩手県、東京都、長野県、大阪府、高知県、長崎県、沖縄県など全国の11保健所管内に住んでいた45〜75歳の男女約6万4000人に、生活習慣についてのアンケート調査を実施した。食習慣も調べ、肉の摂取量により男女を各4グループに分類。回答者を平均で5年間追跡したところ、1178人が糖尿病と診断された。
 糖尿病発症に関連する肥満度、喫煙の有無、飲酒などの影響は極力除いて分析したが、男性で牛豚肉摂取量の中央値が最も多いグループ(1日83グラム摂取)は、最も少ないグループ(15グラム摂取)に比べて発症リスクが42%高かった。
 研究チームでは、鶏肉摂取量が発症リスクに影響を及ぼさなかったことについて「糖尿病発症との関連について一致した結果は得られておらず、さらなる検討が必要」としているが、鶏肉の“健康”への好影響を示すものといえる。
 ハム・ソーセージについては「最近のメタ解析(多くの研究を統合した解析)ではリスク上昇が報告されたが、日本人の加工肉摂取量は欧米に比べて少なく、本研究では関連性がみられなかった」としている。



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