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小学校で食育交流 チキン産業を学び、楽しく食べる 岩手県チキン協同組合

2012.10.05発行
 岩手県チキン協同組合(理事長=阿部荘介(株)阿部繁孝商店会長、会員10社)は、9月18日に盛岡市立巻堀小学校(佐々木彩子校長)、21日に大船渡市立盛小学校(小松伸也校長)の児童を対象に食育交流事業を実施した。
 同事業は2009年から、岩手日報社と協力して取り組んでいるもの。子供たちが地域のチキン産業について学ぶ様子を、岩手日報などの地元メディアを通じて伝えることで、安全・安心でおいしい岩手のチキンを広くアピールすることを目的としている。昨年は東日本大震災により中止したため、実施は2年ぶり。
 岩手県のチキン出荷羽数は全国3位で年間約1億羽、シェアは17%。チキン産業の生産や加工に従事する県民も多く、雇用面でも地域の重要な産業として位置付けられている。

18日はときめきファームなど見学

 巻堀小学校の4、5年生11人は、ときめきファーム(株)(岡本康治社長―本社・千葉市若葉区)の生産農場の姫神農場(盛岡市玉山区)を訪問。
 佐々木智幸農場長から「養鶏場に入るときは、清潔な服装に着替えるのがルール」と教わった子供たちは、白衣に着替えて手指をしっかりと消毒し、農場での仕事内容を詳しく学んだ。
 鶏舎内を見学した後は、孵化したばかりのヒヨコとふれあい、手のひらに乗せて大喜び。
 ときめきファーム岩手事業所(盛岡市玉山区)では岡本康治社長、米田勝義所長代理、宇田川高秀工場長から、チキンを処理・加工する『新鮮工房』での衛生管理の重要性について学んだ。
 新鮮工房内では、もも肉、むね肉などの部位ごとに切り分けていく工程を見学。新鮮工房で処理・加工されたチキンはケンタッキー・フライド・チキンにも使われているため、見学後の試食会にはKFCのオリジナルチキンが登場し、子供たちは大満足。新鮮工房のチキンは給食でも出され、岡本社長や佐々木農場長も一緒に食べながら交流した。

21日はアマタケ本社工場へ

 盛小学校の3年生20人は、震災による津波で大きな被害を受けた(株)アマタケ(甘竹秀企社長―本社・岩手県大船渡市)の本社と、隣接する大船渡工場を見学した。小松信也校長は「この子たちにとっては、チキンといえば『アマタケ』だろう」と話すように、同じ盛町内にある同社の知名度は抜群。
 金野亨執行役員総務部長がアマタケの仕事内容を分かりやすく紹介し、被災した大船渡工場が復旧するまでの過程も、スライドを使って解説した。
 同じ被災者でもある子供たちの心境に配慮しつつ、本社の1階部分が津波に襲われて大きな被害を受けたことを伝えたうえで、「毎日毎日、社員の皆さんが復旧を手伝ってくれたおかげで、震災から4か月で工場を再開することができました。今日は皆さんに『アマタケはここまで頑張ってきた』ということを、自分たちの目で見てほしいと思います」などと話した。
 金野部長は食べ物の大切さも伝えようと、目線を子供たちに合わせ、「みんなはニワトリやブタ、ウシなどの動物、野菜、コメなど、すべて生き物を『食べ物』として食べているから、今日も元気だし、たぶん明日も元気だ。食べ物には『ありがとう』と感謝して、残さずしっかりと食べ、健康で元気に育って下さい」と、メッセージを届けた。
 大船渡工場内では、アマタケの銘柄鶏『南部どり』の中抜きと体がコンベアに乗り、もも肉の自動解体機まで次々と運ばれる様子に驚きの声が上がった。もも肉分離後の上半身は、ナイフによる手作業でむね肉、手羽などの各パーツに解体。子供たちは南部どりが部位ごとに捌かれる様子を、興味深く眺めていた。
 村上守弘専務は南部どりの解体ラインについて、「震災前は上半身も自動解体機で捌いていたが、現在は地域の雇用を守りたいとの思いから、あえて手捌きによる処理体制をとっている。手捌きのメリットは、正肉に軟骨などが混ざる確率が格段に下がるほか、自動解体機を用いた場合に比べ、お客様の細かい要望にも応えられる点」などと話していた。
 子供たちからは「ここで働いている人は何人いるの」「会社の名前はどうしてアマタケなの」「ニワトリのオスとメスではどっちがおいしいの」などの素朴な疑問が投げかけられたほか、金野部長が「毎日2〜3万羽のニワトリを出荷しているよ」と話すと、想像を超える出荷羽数に目を丸くしていた。
 見学後には一口サイズの『南部どりフライドチキン』が登場し、子供たちからは大歓声が。給食でも南部どりを使った『唐揚げのバーベキューソース』を食べながら、楽しい時を過ごした。
 同行した岩手県チキン協同組合の英強常務理事は「子供たちはチキンの解体工程も気後れすることなく、熱心に見学してくれた。生産から処理・加工、保管、流通まで、地元の人が一生懸命働くことで、岩手県が誇るチキン産業が成り立ち、とても大切な仕事となっていることを理解してくれたと思う」などと授業を振り返っていた。
 同組合では、10月29日の「岩手とり肉の日」に、県内の小中学校の給食の材料として、生徒と教職員ら約9万4000人に県産のチキンを提供する「学校給食事業」を実施する。
 【ときめきファーム新鮮工房で宇田川工場長から鶏肉の処理方法などを教わった(上)。中抜きと体がもも肉の児童解体機へ流れる様子を見学(アマタケ大船渡工場)】



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