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貞光食糧工業がハネロン製「T−Scope F」導入 簡単・低コストで空調設備を遠隔監視 停電時の通報メールで鶏の熱死防止

2012.08.15発行
 四国の大手ブロイラーインテの貞光食糧工業(有)(辻貴博社長―本社・徳島県美馬郡つるぎ町貞光字馬出43−10)は、ブロイラーや阿波尾鶏などを飼育しているウインドレス鶏舎について、停電などによる空調設備の停止対策を検討していたが、このほど直営農場に遠隔で監視できる絶縁監視通報装置を導入した。
 同社では、(1)日中の時間帯は従業員が鶏舎内の温度や空調設備の状態などを確認できるが、無人状態の夜中に鶏舎の空調設備が止まると、夏場は一晩で鶏舎内の鶏が熱死することもある(2)夏場は落雷による停電が起きやすく、空調設備が止まる危険性が高い(3)熱死は鶏自体の損害だけでなく、出荷先への対応や、家畜保健衛生所の立ち入り検査、風評被害など、甚大な影響をもたらす――などの問題があったため、設置しやすく、管理が簡単で、安価に利用できる(株)ハネロン(橋本知宙社長―本社・大阪府八尾市太田2−22)製の絶縁監視通報装置「T−Scope F」【写真】を直営農場に導入することにした。
 鶏舎のブレーカーに「T−Scope F」を設置すると、停電(ブレーカーダウン)時にNTTドコモのFOMA網を経由して異常を知らせるメールが送信され、携帯電話やパソコンで受信できる。停電時だけでなく、復旧時にもメールを送信するため、ブレーカーのON、OFFのどちらも遠隔で把握できる。さらに監視装置が正常に動いていることを知らせるメールを定期的に送信できるため、動作確認も簡単に行なうことができる。
 「T−Scope F」は1台当たり約6万円。メールを送信するための毎月の通信料金は、基本料金630円とパケット通信料だけでよいため、低コストで導入できる。レイヤー、ブロイラー鶏舎だけでなく、他の畜舎でも利用できそうだ。
 貞光食糧工業は「T−Scope F」を導入した効果について「異常を知らせるメールを受信した従業員は、ブレーカーを復旧させるだけでよいため、迅速に対処できるようになった」と高く評価しており、停電による鶏の熱死は、導入後は一度も発生していないとのこと。現在導入しているのは徳島県と香川県にある直営14農場のうちの2農場(いずれもウインドレス鶏舎)であるが、今後はウインドレス鶏舎だけでなく、開放鶏舎の直営農場にも導入していく予定。
 問い合わせはハネロン(電072・948・1155、Eメール=electric_sales@haneron.co.jp、ホームページ=http://www.haneron.com/)へ。
 【停電を知らせるメール(左)と復電を知らせるメール(右)】



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