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メキシコのAI被害拡大

2012.07.25発行
 メキシコの鶏卵生産の中心地、ハリスコ州の採卵養鶏農場で高病原性鳥インフルエンザ(H7N3亜型)の発生が確認され、OIE(国際獣疫事務局)に通報されたことから、農林水産省は6月26日、同国からの家きんと家きん肉などの輸入を停止した。
 メキシコの防疫担当者が7月11日付でOIEに提出したレポートによると、AIは7月10日までに28農場で発生し、斃死した羽数は78万羽、AIに感染したとみられる羽数は200万羽。感染が懸念される羽数は822万羽。1農場で20万羽以上が斃死したケースも2件報告されている。防疫担当者は現在確認中の情報として「メキシコ当局は発生農場と周辺の148農場でサンプリング検査を実施し、31農場でウイルスを分離した。148農場の総飼養羽数は1700万羽で、86%が採卵鶏、7%がブロイラー、7%が種鶏など。
 さらなる感染拡大を防止するため、当局はバッファーゾーン(緩衝地帯)の範囲を初発農場の半径60キロメートルに拡大し、範囲内には161農場、2580万羽が含まれることになった」とのコメントを載せている。
 IECの年次統計によると、メキシコの2010年の採卵鶏飼養羽数は1億4200万羽。鶏卵輸入量は、殻付卵が715トン、液卵が1600トン、粉卵が1289トンで、鶏卵の国内自給率は100%。
 ワットなどの海外養鶏メディアは7月12日までに、メキシコの政府関係者の話として「約340万羽がAIに感染した可能性がある。損害は5000万ドル(約40億円)に達する可能性がある。
 防疫の専門家からは、感染拡大を食い止めるために、健康な鶏を確保したうえでAIワクチンを接種すべきとの意見が出され、メキシコの各民間研究所は、8000万ドーズのワクチンの生産に取り組んでいる」「メキシコの経済大臣は、国内の卵価急騰を防ぐために、トルコ、ポーランド、中国、ウクライナなどから12万トンを超える鶏卵を急きょ無税で輸入する準備を進めている」などと伝えている。



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