中国、台湾でAI発生が続く

日本では今年、高病原性鳥インフルエンザ(AI)は発生していないが、東南アジアや中国、台湾で発生が続いている。
農林水産省では、渡り鳥のルートからみて、台湾経由でのAIウイルス侵入の可能性は低いものの、中国経由でのウイルス侵入リスクは高いとみており、都道府県や関係団体を通じ、引き続き生産現場での飼養衛生管理基準の順守、空・海港における動物検疫の徹底、渡航者・入国者への情報提供と注意喚起の徹底を求めている。
中国政府がOIE(国際獣疫事務局)へ報告した内容によると、今年に入って3月に雲南省、4月に寧夏回族自治区と遼寧省、6月に甘粛省でAI(H5N1)の発生が確認されている。
また、台湾では昨年からH5N2の高病原性と低病原性のAI発生が継続している。
このほか、3月から5月にかけて、ベトナム、ミャンマー、ネパール、バングラデシュ、ブータン、インド、香港などでAIの発生が報告されている。

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