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シキボウが鳥インフル対策繊維を開発 ウイルス感染リスクを低減

2006.09.25発行
 紡績メーカー大手のシキボウ(株)(加藤禎一社長−本社・大阪市中央区備後町3−2−6)は9月13日、洗濯しても抗ウイルス効果が持続する鳥インフルエンザ対策繊維「フルテクト」を開発したと発表した。
 高病原性鳥インフルエンザは、養鶏業界に多大な経済損失を与えるだけでなく、人への感染力を持つ新型インフルエンザに変異する可能性が懸念されている。このため、養鶏や医療関係の従事者への感染リスクを低減させる、抗ウイルス性の繊維製品への要求が高まっていることから、(独)農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所(茨城県つくば市)との共同研究で開発したもの。
 同社が持つ抗菌加工繊維の製造技術と、効果の洗濯耐久性を持たせるノウハウを生かし、安全性の非常に高い有機系抗ウイルス剤を繊維に架橋結合させることによって、優れた抗ウイルス効果の洗濯耐久性を実現した。
 「フルテクト」に付着した鳥インフルエンザウイルスの感染価(感染力を持ったウイルス量の対数値)は、10分間で99.9%以上低下して検出限界以下になることや、洗濯を50回繰り返しても洗濯前と同程度の効果があることを、動物衛生研究所が確認している。このほか、経口毒性や皮膚刺激性の安全性なども確認されている。
 同社では、「フルテクト」を2007年の春夏向け商品から、鶏舎用作業着や食品産業用ユニフォーム、研究・医療機関用白衣、マスク、フィルター、寝具用品などの用途として国内外で販売し、初年度は2億円、3年後には6億円の売り上げを見込んでいる。
 詳細は同社戦略素材企画推進部(電06・6268・5553)またはホームページ(http://www.shikibo.co.jp)へ。
 【「フルテクト」を使用した鶏舎用作業着】



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