成鶏めす羽数は微減 18年2月1日現在の採卵鶏

農林水産省は6月8日、平成18年2月1日現在の畜産統計を公表した。採卵鶏(ひな、成鶏めす)の飼養戸数(種鶏のみの飼養者を除く)は16年比88.3%の3610戸、飼養羽数は同101.4%の1億7695万5千羽であった。成鶏めす飼養羽数の規模別では、10万羽以上の飼養層で増加し、戸数で全体の10.7%、羽数で同60.2%を占めた。

2月1日現在の畜産統計は、17年は農林業センサス調査の実施で公表されなかったため、2年ぶりの公表となる。
18年2月1日現在の採卵鶏の飼養戸数(種鶏のみの飼養者を除く)は、16年比88.3%の3610戸であった。飼養戸数の減少は、中小規模飼養者や高齢層などが休廃業したため。
ひな(6か月未満)と成鶏めす(6か月以上)の飼養羽数は、同101.4%の1億7695万5千羽。
このうち、ひなの飼養羽数は同107.2%の4003万9千羽、成鶏めすの飼養羽数は同99.8%の1億3691万6千羽であった。
この結果、1戸当たりの成鶏めす飼養羽数は、16年の3万3500羽から、3万7900羽に増加した。
一方、種鶏のみ、ひなのみの飼養者と、学校・試験場などの非営利飼養者を除いた成鶏めす(1000羽以上)の飼養戸数は同87.7%の3280戸、飼養羽数は同99.9%の1億3644万7千羽であった。
県別では、飼養戸数は福岡、佐賀を除く都道府県で減少。飼養羽数は29都府県で減少し、18道県で増加した。
成鶏めす飼養羽数の上位県は(1)千葉(2)愛知(3)茨城(4)鹿児島(5)広島(6)北海道(7)岡山(8)兵庫(9)青森(10)岐阜――の順で、上位10県で47.1%を占めている。
非営利飼養者などを除いた成鶏めす飼養戸数の3280戸、飼養羽数の1億3644万7千羽を規模別にみると、飼養戸数、飼養羽数ともに10万羽以上層で増加し、それ以外では減少した。
この結果、飼養戸数、飼養羽数に占める10万羽以上層の割合は、戸数で10.7%(16年は9.3%)、羽数で60.2%(同54.5%)となった。

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