コレステロールの新しい常識 鶏卵と心臓病の関係をただす

米国鶏卵栄養センター(ENC)所長のドナルド・J・マクナマラ博士は、去る6月14日に開かれた「鶏卵とコレステロールの関係を考えるフォーラム2005」(主催・日本鶏卵生産者協会、(社)日本養鶏協会)、同16日に開かれた(社)日本養鶏協会関東甲信越地域協議会の養鶏研究大会で講演した。マクナマラ博士は、“鶏卵を食べるとコレステロールが高くなり、心臓病になる”との誤った認識を払拭させるまでの経緯や、鶏卵に含まれるコリンやルテインなどの機能に着目した研究成果などを紹介し、「鶏卵はコレステロールの象徴ではなくなった。鶏卵がもたらすメリットは、人が誕生する前から高齢者になるまで一生涯続く」などと強調した。養鶏研究大会での講演要旨をまとめた。

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