小型焼却炉「MAX」を発売 九州精機

畜産用焼却炉メーカーの(有)九州精機(野中周一社長―熊本県玉名市築地292-3)は、同社の主力製品である構造基準適合型の死鶏焼却炉「ロングラン」の小型機が欲しいとのユーザーニーズに応え、小型焼却炉『MAX』を開発し、このほど新発売した。
新製品「MAX」は、ロングランシリーズの焼却能力を残す一方、小型化・価格のリーズナブル化・低ランニングコスト化を図ったもので、耐火材に1500℃耐火キャスタブルを使用。焼却炉と二次燃焼室、排煙装置を一体化してシンプル&コンパクト設計になっている。
主な特長は、(1)完全燃焼=バーナー取り付け位置を上部斜めにすることによって最終残物も完全燃焼(2)煙が少ない=炉内の形状を縦型にし燃え残りが少なく、二次燃焼室をL型にすることによって十分な二次燃焼と特殊形状の排煙装置で煤塵を取り去る(3)使いやすい=投入口を横斜めにすることによって無理のない姿勢で作業が楽(4)安全長持ち=炉内を1500℃耐火キャスタブルを使用し、キャスター取り付けの際に一体化打ちをすることによって従来の分割打ちに比べ耐久力が大幅に向上(同社比2倍)(5)届出不要=構造基準適合型、など。
05―TN型と05―TH型の2機種があり、焼却能力はTN型が25~30kg/時、TH型が35~40kg/時。本体寸法は、TN型が1,800×700×1,300mm、TH型が2,000×800×1,300mm。
主力機種のロングラン(LongRun)も好評で各地で活躍しているが、これまでの実績を積み上げて改良・改善した『ロングランⅢ』をこのほど発売した。同社は、「より使いやすくなり、さらに耐久性があり、しかも従来よりも安価になっている。農場規模に応じたラインナップとなったので、期待してほしい」としている。
問い合わせ、デモンストレーションの申し込みは同社(電0968・72・5719、F0968・53・2138)まで。

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