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利益なき事業は罪悪

2004.01.05発行
 日々、採算を維持することが必須条件である実業の世界では、『販売なくして事業なし、信用は財産なり、企業は儲けよ、損をすることは罪悪なり』と言われる。大切な経営理念であり、経営哲学である。
 にもかかわらず、レイヤー業界は昨年、需要を無視した生産によって卵価が大暴落し、儲けるどころか大赤字で、大切な財産の信用はどこかへ吹っ飛んでゼロとなり、取り返しのつかないような罪悪を重ねた。
 「暴落卵価からの脱却策を早急に考えないと、大きな渦に飲み込まれる危険が……」と、夏季特集号に記したが、深刻度は月を追って増し、戦後最悪の事態に直面した。まさに正念場である。
 何年間も一定の羽数で売り先も固定し、堅実経営一筋に取り組み、家族や従業員を思いやってきた養鶏家も、否応なく、他での増羽による暴落卵価の波に飲み込まれた。
 塗炭の苦しみの中で「このままの状態がずーっと続くと、日に日に借金がかさむ。今後どうなるのだ、どうすればよいのか。他の人に迷惑をかけるような増羽を何らしたわけではない。このむなしさを、どこへぶつければよいのか」と問われた時、危機迫った悲痛な叫びに、戸惑う。
 次から次へと洪水のように押し寄せるタマゴに、生産はどうなっているのだ、今後どうなるのだ、との鶏卵流通業界の悲鳴も各地で聞かれる。
 市場に溢れたり、過剰のタマゴを緊急に一掃し、流れを正常化して身軽にならなくては、事は先に進まない。
 それには減羽が最善の手段であり、その必要性は誰もが認めるところであるが、コスト割れが続く中でも、思うほどには進まない。
 羽数を維持してきた人は『大暴落の元凶は増羽者』との思いが根強く、減羽は、増羽者の販促を助けることになる、との苦悩もあるようだ。
 とはいえ、異常事態である。『国産のタマゴ』を守るためにも、暴落卵価の元凶と言われる増羽者の人々は、率先して大減羽し、それに他の人も協力して減羽して、危機を脱することが、今まさに求められているのではなかろうか。
 かつては病気の時か祝い事でしか食べられなかった価値ある“タマゴ”が、いかに時代が変わったとはいえ、行き場を失って二束三文だとか、溢れているというのでは、あまりにも情けない。暴落卵価で泣いているタマゴの『罰(バチ)』が当たったのではないか。大反省の時だ。
 一昨年の174円、厳しい他産業を横目に「資金繰りも楽だし、採卵養鶏に携わっていて本当に良かった」と思ったのでは。そんな思いを一日も早く……。
 一方、わが国のブロイラー業界は、誕生してまだ30有余年と、レイヤー業界に比べてはるかに歴史が浅い中で、常に国際競争といった外圧にさらされながらも、各々の企業努力と、時として業界協調を図りつつ、たくましく成長してきた。
 生産あるいは価格、といった面では、自由貿易協定(FTA)の動きからも、小さくなり、下がる、ことを覚悟せざるを得ないが、安全・安心、そして国産の良さに、これまで以上に努力して、アピールし、取り組むことで国産チキンは永遠だ。



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