大規模生産者と意見交換 食肉鶏卵課が全国5か所で

農林水産省は、このほど全国5か所で大規模生産者との意見交換会を開いた。16年度からの移行を予定している計画生産についての説明と、その前提となる生産者組織への加入を要請したもの。大規模層も生産者組織の必要性は認識しているものの、その姿が明確でないだけに、様子見の段階である。

農林水産省生産局畜産部食肉鶏卵課は、9月末から10月初旬にかけて、全国5か所で大規模生産者を招いて意見交換会を開いた。
9月の全国鶏卵自給調整協議会では、これまでの行政主導に基づく羽数枠管理による計画生産を、16年度からは、生産ガイドラインに基づく生産者の主体的判断による生産に移行する方針が了承された。ただ、その前提として設立される新しい生産者組織(日本鶏卵生産者協会)には、特に大規模生産者の全面的な加入が期待されることから、直接、大規模生産者に全国会議で了承された結果の概要を説明して、新しい生産者組織への加入を要請するために開いたもの。

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