Q熱対策で日鶏協に1,000万円拠出 全鶏会議

全国養鶏経営者会議(略称・全鶏会議、宮澤兄一会長)は、9月26日の役員会で、民間研究機関を中心とした卵のQ熱に関する恐怖キャンペーンに徹底的に対決することを決め、そのための活動資金1,000万円を、会員などからのカンパによって集め、日本養鶏協会に拠出することにした。
同会では、「振りかかった火の粉は自ら払うしかない」として、会員に対し11月30日を締め切りとするQ熱特別対策資金のカンパ募集(1口1万円以上)を始めた。ただし、今回は、かつてない異常な低卵価の下での資金集めであることから、カンパが1,000万円に達しない場合は、歴代会員有志の寄付で積み立ててきた特別財政資金から、800万円を限度に取り崩すことを決めている。
カンパ募集に先行して、このほど日本養鶏協会に1,000万円を拠出した。これはQ熱検査は最低でも3回程度必要であることや、今後、新たな検査が必要になりそうなことなどから、カンパの集金を待たずに仮払いで1,000万円を日本養鶏協会に拠出することにしたもの。同会ではこれを呼び水に、大手の養鶏生産者や養鶏関係の全国団体、さらには関連企業などからも資金拠出が行なわれ、鶏卵業界一丸となった対策が取られることを期待する、としている。

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