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卵価は低水準で推移 食鳥も様子見の展開 9〜10月全農予想

2003.09.25発行
 全農は、このほど9〜10月の市況予想をまとめた。鶏卵、食鳥の予想は次の通り。
 〈鶏卵〉
 9月=供給面では、一時的な生産量の減少傾向も、調整明け鶏群の産卵が順次再開することが見込まれるため、間もなく回復し、再び高水準の稼働羽数を背景として順調な生産が続き、例年になく生産量は増加してくることが予想される。
 需要面では、特売実施や学校給食の再開などが見込まれるため、テーブルエッグや業務筋などによる通常消費が回復することが期待される。しかし、不況の影響から消費水準は前年割れの推移が続いており、例年以上の活況は見込めない。
 相場は、Mサイズ基準値月間平均で155円前後(前年197円)か。
 10月=供給面では、産卵に適した気候となり、高位安定した生産が続く見込み。羽数水準が高いため、稼働が本格化すれば、たちまち消費可能な生産量水準を上回り、余剰卵が大量に発生することが懸念される。
 需要面では、気温の低下に伴い鶏卵消費の回復が見込まれるが、相場の先行き懸念から荷動きの鈍化も予想され、過大な生産量を消費し尽くせるほどの需要の高まりは期待しにくい。
 相場は、Mサイズ基準値月間平均で165円前後(前年196円)か。
 〈食鳥〉
 9月=PWVの見通しによると、9月の国内出荷は、計画処理羽数が前年比103.4%、同処理重量が同103.3%となっており、再び入荷量の増加が懸念される。
 輸入に関しては、中国産の輸入停止措置が8月17日以降の処理分について解除されており、引き続き予断を許さない状況が続くものと思われる。
 需要面では、秋の行楽需要や学校給食の再開など、消費の回復を機に引き合いが強まることが期待されるが、需給情勢が好転するためには国内生産の抑制が必須であり、市況の急激な回復は期待しにくい。
 市況は、保合いを軸に様子見の展開が続き、月間平均では、もも510円前後(前年625円)、むね225円前後(同196円)か。
 10月=PWVの見通しによると、10月の国内出荷は、計画処理羽数が前年比100.8%、同処理重量が同100.8%となっており、明確な減産傾向はうかがえない。
 需要面では、秋の行楽シーズン本番を迎え、業務・一般ともに需要増加に期待がかかる。輸入動向など不透明要素も多いが、需給バランス回復の焦点は、やはり国内生産の動向となろう。
 市況は、おおむね強基調ながら様子見の展開が続くものと思われる。



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