「キユーピットのたまご」 3月から首都圏で市販

キユーピー(株)は、加熱殺菌済みの殻付卵「3分たまご」を業務用を中心に販売してきたが、このほど市販用に商品名を「キユーピットのたまご」に変え、3月から首都圏の量販店などで販売を開始した。
99年10月から業務用を中心に販売している「3分たまご」は、鶏卵を殻付きのまま、ほぼ生卵に近い状態で加熱殺菌し、サルモネラを死滅させる特殊な製法を採用している。サルモネラの心配がなく、生卵特有の生臭みもないことから、コンビニエンスストアの弁当類や、カレーや牛丼などの外食チェーンなどで利用されており、販売量は一昨年は約1,600トン、昨年は約4,500トンと順調に伸びている。
市販用の「キユーピットのたまご」は、卵に対して、より高い安全性を求める一般消費者が増えていることから、販売を始めたもの。卵白は半熟状、卵黄は生に近い状態で、生卵の替わりとして、卵かけご飯やすき焼きのほか、ハンバーグやサラダ、パスタのトッピングなど、幅広く利用できる。1パック6個入りで、希望小売価格は248円(税抜き)。賞味期間は製造後13日(要冷蔵)。
今年は、業務用「3分たまご」と市販用「キユーピットのたまご」を合わせ、約8,000トンの販売量を見込んでいる。

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