100万羽以上62社で全体の約79% 米国の採卵養鶏ランキング

米国の養鶏雑誌「エッグ・インダストリー」1月号に掲載された、米国の採卵養鶏企業のランキングによると、2002年12月31日現在で、100万羽以上を飼養している企業は62社にのぼる。この62社の合計羽数は、米国内の採卵鶏約2億8千羽の約79%に当たる2億2,100万羽を超える。
前年との比較では、12の企業が羽数を増やしたと答えている。7位のモアークはオハイオ州のランド・オー・レイクを、5位のスパボーはファーム・エッグ・プロダクツ(昨年のランキングは33位)をそれぞれ取得した。10位のイセ・アメリカの羽数は、エッグ・アンド・アイの羽数を含む。24位のコフコフ・エッグ・ファームズと34位のマッキャナリ・ランチは、7位のモアークと合併したが、このランキングでは別々に載せている。
環境問題で飼養羽数の削減を余儀なくされたバックアイ・エッグ・ファームは、12月に削減羽数の見積りを示したが、この羽数は、今後修正される可能性がある。
サイプレス・フードは2002年に倒産し、ランキングから落ちた。新しい採卵養鶏企業のレンブラント(アイオワ州)は、200万羽飼養で新登場したほか、100万羽台で6社が加わった。
なお、同誌2月号では、イセ・アメリカが、バックアイ・エッグ・ファームの一部の買収を試みていると報じている。同ファームの施設は環境を破壊せずに稼働可能との情報から、イセは、飼料工場が稼働していることを条件に、ゴセン・タウンシップの若メス農場、マウント・ビクトリーとマルセイユの二つの採卵農場、マリオン郡の飼料工場の買収に合意したとのこと。

コメントを残す