ホソヤがエッグメイトを新発売 高精度で卵をカウント

(株)ホソヤ(細谷實社長―本社・神奈川県綾瀬市深谷412)は、自動ドアセンサのパイオニア、(株)ホトロン(本田忠盛社長―本社・東京)と共同で開発したタマゴカウントシステム『エッグメイト』をこのほど新発売した。
『エッグメイト』は、鶏舎のケージ列ごとに産卵数をカウントし、離れたパソコン上で鶏舎の列ごと、鶏舎ごと、あるいは農場全体の集卵数を即座に把握し、集計するもので、システム構成はタマゴカウンター(センサ部)、集計器、変換器、専用ソフトからなる。
同社では、「養鶏場が大規模化する中で、より正確なカウントシステムと管理システムを導入したいとの要望に応えて開発した。特にセンサ部は光や色による誤動作、取り付け高さ調整の厳密さ、ベルトコンベア停止時のタマゴ戻りによる誤カウント防止などの精度上の問題を、自動ドアセンサに用いられる赤外線反射方式で培ったノウハウで解決した。繰り返し行なった実験で、99%以上の精度が実現できた」としている。
センサ部の主な特長は、(1)独自の赤外線反射方式の採用で、精度99%以上を実現した(実験値)(2)方向性検知機能によって、ベルトコンベア停止時の逆流によるミスカウントを防止する(3)ベルトコンベアからの高さを合わせて固定するだけで簡単に設置できる(4)自然光や照明光に影響を受けにくく、ベルトコンベアの色具合による影響もない(5)タマゴの大きさや卵殻色による影響もない(6)タマゴがセンサに接触しないので衛生的(7)防水、防塵構造である――など。
ケージ列の各タマゴベルトコンベア上(または各タマゴベルトコンベアからインラインコンベアへのたまごの流入口)にセンサ部を設置し、鶏舎ごとに設置する集計器(センサ部を36個まで接続可能)で集計する。各鶏舎の集計器は事務所のパソコンとのデータ変換を行なう変換器につながり、変換器はパソコンからのデータ要求を集計器に伝え、同時にパソコンに回答する役目を果たす(変換器には集計器が31台まで接続できることから、最大1,116個のセンサ部をパソコン上で管理できる)。専用ソフト(ウインドウズ2000、XP以上)によって各種データの集計・表示を行なう。
詳細は、(株)ホソヤ(電0467・78・1881)へ。

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