鑑別選手権 個人の部服部氏、グループ西郷ドーン優勝

(社)全日本初生雛鑑別協会(山下喜弘会長)は11月2日、東京都文京区弥生の東京大学農学部7号館で第43回全日本初生雛雌雄鑑別選手権大会兼鑑別技術研修会を開いた。
開会式で山下会長は、「今回の会場である東京大学農学部は、鑑別技術を開発した増井清先生の解剖学教室があった場所であり、鑑別発祥の地での選手権大会の開催は、非常に意義深いものがある」などとあいさつした。
全国から72人が参加した個人競技の部では、群馬県の服部豊士氏が優勝した。また3人1組で競うグループ競技では、九州支部の西郷ドーンが優勝した。上位入賞者は次の各氏。
個人競技の部=(1)服部豊士(群馬)3分44秒(2)室屋博和(鹿児島)3分51秒(3)斉藤整一(愛知)4分13秒(4)田中義啓(群馬)4分14秒(5)岩瀬拡(群馬)、松下良一(鹿児島)4分21秒(7)馬場芳子(長野)、池永雄三(山口)4分31秒(9)西鋭三(福岡)、相沢清幸(岩手)、福井充(岩手)4分32秒(いずれも鑑別率100%)
グループの部=(1)西郷ドーン(西、松下、室屋)4分15秒、100%(2)松阪A(石井、斉藤、高須)4分42秒、100%(3)都丸(岩瀬、田中、阿部)4分22秒、99.7%
競技終了後に、各支部の代表者が羽毛鑑別を実演した。鑑別技術研修会では、農水省・畜産技術課の山本洋一課長補佐が「養鶏をめぐる最近の状況」と題して講演した。

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